ふしぎ駄菓子屋 銭天堂11 (ふしぎ駄菓子屋銭天堂 11)

  • 偕成社 (2019年4月20日発売)
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本 ・本 (167ページ) / ISBN・EAN: 9784036357109

作品紹介・あらすじ

地下の冷凍室からぬけだしたよどみは、銭天堂への復讐から新たな作戦を考える。それは、銭天堂の駄菓子を買ったお客に、駄菓子を買ったことを後悔させることで、招き猫を不幸虫に変えることだった! 紅子とよどみの対決はいよいよクライマックスへ! 紅子は、よどみの悪だくみにどう立ち向かうのか? シリーズ第11作。

感想・レビュー・書評

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  • 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の十一巻目ですね。
     銭天堂の冷凍庫から脱出したよどみが、復讐を企てる。銭天堂のお客さんを狙って、たたりめ堂のお菓子を薦めて、銭天堂の金の招き猫を不幸虫に変えて、紅子に苦虫をかみしめさせるのだ。紅子は、よどみの黒い招き猫を使って、よどみの居場所を突き詰めようとする。

      目次
     プロローグ
     ダイナソーダと遺跡おかき
     虫よけ香水
     チュチュットチューインガムと
           つまみぐいサブレ
     異変
     いそげもちと のんびりりんご
     すいすいソーダ水と先頭糖
     引きさきイカ
     エピローグ
       墨丸絵日記

     よどみの計画で、何匹かの金の招き猫が不幸虫になったが、最後に紅子が、よどみを捕まえて、二度とお目にかかれないようにしてしまう。
     エピローグで、よどみは、紅子に敗れたことを受け入れて、怪童と新たな店を開く事に…!
     なかなか、因果応報の面白い攻防でした。
    金の招き猫たちも少しずつ出番が増えて、面白さが出てきます。最後はスッキリして良かったですね。
     墨丸の絵日記も、愉しいですよ♪

  • すっかり銭天堂にはまっております。30分くらいで読めるのでちょうどよい。

    表紙の紅子さんがいつもと違って悪い顔してる!
    そして裏表紙ではよどみさんがこれまた悪の形相!
    因縁の対決再び...!!

    娘に「いそげもち」を、自分に「のんびりんご」を買いたい!
    そして朝食に食べたい!!
    娘よ、もう少し早く起き、ちゃっちゃと着替え、テレビを見ずにご飯を食べ、いつまでも鏡を占領せずにさっと髪を結ぶのだ!
    私よ、毎朝追い込み漁のように娘を追い立てるのはやめ、一息つくのだ!

  • 怪童とよどみが手を組む⁉︎

  • 安定の面白さ
    ただ私は順番に読んでないので、順番に読めばもっと面白かったのかな…

  • 運も使いよう
    ダイナソーダ:どっちも副作用無さそう。考古学調査に強くなれるなら、その経験は化石ハンターにも活かせそうな気もするけど。人類誕生前だから違うんだろうな。

    虫よけ香水:害虫と益虫の話か、自分の方が悪い虫になっちゃうのかと思ってたからオチが意外だった。
    好きなものを確実に手に入れる能力と、嫌いなもの遠ざける能力だったら、自分も後者をとる気がする。
    嫌いなものを遠ざけるのは自助努力だけでは難しいし、そこに労力を割くと好きなものに近づくための気力がなくなる。

    つまみ食いサブレ:分かりやすい話

    いそげもち:よどみが悪意をもって勧めたということに気付かなかったからこそ、お互い信頼し合ってるからこそ、お互いの違いを面白がれる。
    もともとお互いの時間感覚の違いを承知の上で、それでも気が合うと思っているわけだから、きっとお菓子があってもなくても仲直りしてただろう。

    すいすいソーダ水:ほしい。
    先頭糖は悪目立ちに気をつけたら、メリットのが大きい気がする。

    引きさきイカ:人と比べて虚しくなるの共感する。おもてなしティーいいなぁ。

    よどみの話の続きは、今後別物として単行本化されるんだろうか。笑ゥせぇるすまん的な話になりそうな。
    十年屋や作り直し屋、不思議なお店系に注力するんだろうか、廣嶋玲子さん。

  • よどみと紅子がいよいよ決着!
    ハラハラドキドキの対決です。

  • 紅子さんどうしちゃったの…!

  • 願いが叶う駄菓子を売っている駄菓子屋さんの話です。紅子さんの駄菓子を買ったこどもがその駄菓子を嫌がる様な駄菓子を買わせるよどみさん。そのだがしをたべたこがかわいそうだったから星4つです。   









  • よどみさんが逃げ出したことでまた続く紅子さんとよどみさんの戦い。次巻でもまだ続きそう。決着は着くのかな。

  • 今回は、よどみとの対決を、見事勝利した紅子さんに拍手です。縁が切れて良かったですね。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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