ふしぎ駄菓子屋 銭天堂14 (ふしぎ駄菓子屋銭天堂 14)

  • 偕成社 (2020年9月3日発売)
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本 ・本 (190ページ) / ISBN・EAN: 9784036357406

作品紹介・あらすじ

六条研究所の計画は、着々と進み、ついに最終段階に入った。全国の神社仏閣の近くで小銭入りのお守りをくばり、銭天堂に行きついて駄菓子を買った人間の満足度をはかろうというのだ。そんななか、研究員の一人である関ノ瀬は、この計画に疑問を持ち、その中身を紅子に知らせ、阻止しようとする。

感想・レビュー・書評

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  • 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の十四巻目ですね。
     六条教授は、またまた、新しいアイデアがひらめいて、実行しようとするが、娘が教授の作戦で、危うく駄菓子の副作用に見舞われそうになった関ノ瀬研究員の中止の進言を受ける。
     教授は、関ノ瀬研究員の進言を無視して、作戦を実行に移す。お守り袋に、小銭と発信器を仕込んで、「銭天堂」に行く、子どもに持たせて、駄菓子の反応をサンプリングする。その際、子どもの反応(吉か凶か)を知らせる腕時計をプレゼントして、様子をうかがうというものだ。
     子どもが副作用に見舞われのが、かわいそうだという思いで、反対した関ノ瀬研究員は左遷させられていたが、作戦実行に疑問を持つ。

        もくじ

      プロローグ
      もてもてもち
      チリチリチェリー
      プレゼント扇子
      ある研究員の決意
      タイムライム
      レアレアチーズケーキ
      みせびら菓子と………
      エピローグ

      関ノ瀬研究員は、作戦を阻止するべく、細工を施す。 いっぽう、紅子さんは、店に来る子どもが、同じようなお守り袋を持っているのに、疑問を感じていたが、ある子どものお守り袋を開いてみると、謎のメッセージで、六条教授の作戦を教えて、自分に電話で連絡をするようにあった。紅子さんは、さっそく、電話をすることに………?
     どうやら、対決は次卷になりそうです!
     なにやら、面白くなってきました。
     今卷は、ほとんどの幸運のお客さんは、紅子さんの忠告を聞かずに、駄菓子を使用して、副作用に悩まされる事に……!
     招き猫たちと墨丸は、表紙で楽しめました。
     次卷にご期待ですね。

  • 食べるとモテモテになる『もてもてもち』、私も食べてみたい。
    おばちゃんでもちやほやされたいの。

    紅子さんが空手を習っているとは意外だった。

  • 銭天堂十四巻目

    最後の終わり方気になる〜。
    紅子がドーナツ食べてる絵かわいかった〜。
    ピンチってどうゆうことだろう。

  • ふしぎな駄菓子を売るお店・銭天堂。
    銭天堂を狙う怪しい組織…しかしその組織内部では、ある男によって変化が起きていた…

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    Eテレアニメも絶好調な「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の第14巻です。
    小6の息子は1~14巻まで読みきっていますが、アニメを先に見た小2の娘も原作に興味を持ち始めました。
    気がつくと小2の娘は、ひとりで14巻を読み進めており、数日かけて読み切ってしまいました。
    小学校低学年では字の大きさや内容的に、まだ読みにくいかな??と思っていたので、読みきった娘を見て驚きました。

    そこで図書館で改めて1巻から借りようとしましたが、アニメ効果からか、予約件数が3桁に…!
    さすがEテレ!
    さすが銭天堂!

    今回のお話で一番好きなのは「みせびら菓子と…」の章でした。
    読み終えて「なるほど、だから、みせびら菓子“と…”なのか」と、タイトルと内容の親和性に納得でした。

    どんなに魅力的な力をもつ駄菓子でも、それを手にした人間がその力をどう使うかで、幸運にも不幸にもなってしまうその姿をみて、また今回も、いろんな教訓を教えてもらったのでした。

  • 子どもが読みたいからと買った本。子どもが小学生のころ、最初の数冊は読んだがやがて飽きてしまった。NHKのアニメは見ていたが、久々に中学生になった子どもが先の巻を読みたいというので買ったのが14巻。
    これまでのぴりっとする一話完結かと思いきや、緩く繋がっており、銭天堂に変化が迫っている。
    それぞれのお話は説明書をきちんと読んだお客様は幸せに、そうでないお客様は不幸になる安定のオチ。
    急に続きが読みたくなった。

  • Sは誰なんだろう⁉︎

  • 不思議な駄菓子が出てきて、その駄菓子が食べたくなります。

  • 少し違かったけど本の表紙に話で、出るものが書いてあったから少し分かりました。

  • レアレアチーズケーキがあの中で一番ほしい

  • 六条教授は何を探っているのだろう。
    紅子さんの敵かはたまた味方か。

    最後の「みせびら菓子」がなんとも身につまされる話だった。
    大人の醜い欲望。
    子ども達には見せたくない姿だね。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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