- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036358106
作品紹介・あらすじ
女性でありながら戦士になりたい少女アサギ。彼女の父も勇敢な戦士だった。素直な語り口で一人の少女の成長を描く長編ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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女のみの家であるため、割り当てが少ないことをいつも母に愚痴られるアサギ。その愚痴をきいているのが嫌で、つい「戦士になりたい」と言ってしまった。戦士になるには、弓で男の子に勝つ必要がある。弓と矢をつくるところから始めるが、なかなかうまくいかず……。
従来通りでうまくいかないのであればどうすればよいか、そしてうまくいかなかったらどうすればよいか。普通の物語であれば「罰を加える」「あきらめないでがんばる」ところをひねったところが面白かったです。 -
なかなかに少女の成長物語。
大人の土俵で勝ち上がったのに、大人のごり押しで戦士になれないのが悔しい。
でも、戦い方を覚えたアサギは、あきらめないと思う。
おさるが気になる -
ちょっと期待しすぎたかも。
当たり前だけど児童書でした。
いや、これでは本好きな子供には「なんか浅いなあ」と思われてしまうと思う。 -
自分の道は自分で切り開け!という強いメッセージを感じました。
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イラストが素敵です。
出口が欲しい。
心の底からの願い。
アサギの必死さが、心を打つ。
が、あの猿は結局なんなのかなあっとちょっと疑問。
いや、なんかいきなり友達?的な関係になっていたような・・・・。
怪我したのを助けた、とかゆーならまだしも、ちょっと手当したくらいの
ような気が・・・・。
まあ、同じひとりもんどうし心通わせるって感じなのかなあ??
結局戦士にはなれなかったわけで、ええっ?そーゆー展開なんだ?
っとちょっとびっくりしたのだが、
なんだかここからまたなにか始まるような気配。
外の変化もあるし、アサギがこのまま女屋に行って村の仲間になっていく
という未来はないような気もする。
それでもそうなったらそうなったでアサギは強く生きていきそう。
彼女の父の話は悲しいものだが、
間違えた理由が「声が聞こえない人だったから」とゆーのが残念。
腕もあり、いい人でもあったけど、所詮物事を一辺倒からしか見られなかった、ってこと?ちょっと厳しいな。
でも、大抵の人は声が聞こえないもんじゃないか。
だからこそ、流される。
そして、その先に、幸福もあれば、悲劇もある。 -
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アサギの村では十二歳になると男の子は男屋に入り“戦士”になる修行をし、女の子は女屋に入り結婚の準備をする
「おまえが男だったらよかった」
母の口ぐせに気がつまったアサギは、勇敢な戦士ハヤに問いかける
「女は戦士になれないのですか?」
ハヤに戦士になる手ほどきを受け、厳しい訓練を積むアサギ
いよいよ戦士になる若者を選ぶ秋祭りの日がやってきた
《素直な語り口で一人の少女の成長を描く長編ファンタジー》
『アサギをよぶ声』三部作の第1巻、2013年6月刊
戦士だった父の秘密、アサギを助ける小猿、アサギに聞こえる声……物語のしかけは続編へ
『アサギをよぶ声 新たなる旅立ち』2015年9月
『アサギをよぶ声 そして時は来た』2015年11月
そして後日譚
『闇に光る妖魔 アサギのよぶ声』2021年6月
カバーには決意を内に秘め口を真一文字に結ぶアサギの立ち姿
スカイエマが力強く描き出すアサギがかっこよくて魅力的