あやし、おそろし、天獄園 銭天堂 番外編

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 80
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036358502

作品紹介・あらすじ

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズに登場した「怪童」が経営する遊園地「天獄園」を舞台にしたスピンオフ作品。怪童がくばる遊園地へのお試しチケットに招かれた6人の恐怖体験を描く! 観覧車、ジェットコースター、メリーゴーランド、天獄園のアトラクションは、一見どこの遊園地でもみかけるオーソドックスなものばかり。だが、銭天堂の紅子も「足をふみ入れないのがいちばん」と言っているとおり、そのアトラクションには、おそろしい結末がまっている。天獄園には、銭天堂シリーズで紅子の敵役となった「よどみ」も登場。怪童からスウィーツショップをまかされたよどみは、たたりめ堂時代のノウハウを生かし、悪意に満ちたお菓子をつくり販売する。
銭天堂シリーズよりも、ダーク色が強くなり、読者対象も高めに設定しているので、銭天堂を卒業した読者も楽しめる。

感想・レビュー・書評

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  • 怪童、なんて恐ろしい遊園地を。
    そこに招待されてしまったら最後。
    恐ろしい展開が待っている。
    自業自得と言えなくもないけれど、あまりにも残酷。
    紅子さん、怪童をなんとかして、、、
    本編での対決で退治してくれることを願う。

  • 銭天堂番外編という事だが、児童書として安心して読めるダークファンタジー。天獄園は文字通り、天国と地獄の隣り合わせなのだろう。「結びの観覧車」は彷徨える霊だった千紗が晴太と結びついて幸せになった。「マダム・デビーの占いテント」ではさくらが幸せな占い結果の人生を、永遠に繰り返している。己を顧みず、後悔も反省もせずに呑まれた「地獄コースター」「ミッシング・ゴー・ラウンド」、反対に、後悔と反省で現世に戻れた「夜風横丁劇場」、「闇憑きポップコーン」は、反省したかわからないが…。銭天堂もそうだが、人外の力を得た時は相当の自制心と判断力が必要になる。やはり人ならざる存在や力とは、一線を引いて棲み分けるべきなのだろう。児童書なので、自分を見つめ直して、周囲の存在の大切さに気づき、己の力で人生を切り拓いて生きていくべき、というところか。
    ちなみによどみちゃんは、着物よりも魔女姿の方が似合っているし、可愛いかも…

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著者プロフィール

ひろしまれいこ/神奈川県生まれ。 「水妖の森」で第 4回ジュニア冒険小説大賞受賞、 『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。 代表作に「ふしぎ駄菓子 屋 銭天堂」(偕成社)、 「十年屋」(静山社)、 「妖怪 の子預かります」(東京創元社)「怪奇漢方桃印」などのシリーズがある。

「2022年 『ふしぎな図書館とやっかいな相棒 ストーリーマスターズ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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