雪だるまの雪子ちゃん

著者 :
  • 偕成社
3.69
  • (38)
  • (41)
  • (55)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 497
感想 : 86
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036430604

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 雪だるまは人間が作るものだけではなく、野生の生き物として存在し、人間と友達になって仲良く暮らす、そんな世界のお話。今の季節にぴったりな童話。2013/025

  • ピュアで少しおしゃま(死語?)な雪子ちゃんの心あたたまるお話。

    雪の日にまた読もうっと。

  • 銅版画家山本容子さんの描く雪子ちゃんがなんか怖い(笑)
    毛が一本一本書かれた眉毛。なんかつやつやきらきらした目と唇。にょっきりすらりと出てる手足。
    えーと。キモカワ?
    表紙の雪の結晶まみれの中にも、よく見るといろんなポージングの雪子ちゃんが混じっています。
    表紙だけでなく本文でも雪の結晶が散らされていて、それも何パターンもあって、同じ散り方をしているページもなさそうで、そこも凝っています。
    雪子ちゃんは野生の雪だるまなのですが、夏はずっと寝ているらしい。
    夏眠できるなら、一体いつ溶けるんだろう……

    装幀 / 渡辺 和雄

  • 資料番号:020205068
    請求記号:Fエクニ

  • 熱々の紅茶と共に読みたい本。
    飛ばし読みするよりも、一文字一文字、丁寧に読む本。
    雪子ちゃんは自分のスタイルを持ち、生活を楽しんでいる。
    江國香織さんが児童書を書く時、キャラクターが似ている気がする。
    ぼくの小鳥ちゃんの小鳥ちゃんを思いだした。
    ちょっと我侭で。感受性が豊かで。

    ただ、今の私の気分にはしっくりこなかった。
    飛ばし読みした。すごく面白いとも、つまらないとも思わない。
    どうしてなのかは、わからない。
    たぶん、今はもっと骨太のものに興味があって
    漂っているものに違和感を感じるのかもしれない。

  • 雪だるまはふつう誰でも知っている。しかし野生の雪だるま?いったいどんな雪だるまか?1人で生きていく、そして話をする、簡単な食事、興味津々で読み終える。雪子ちゃんの絵が素敵でした。

  • 雪だるまを主人公にしたちょっと不思議で、少し暖かい物語。

    ちっちゃくて、ちょっと取り澄ましてる雪だるまの雪子ちゃん。
    学校に行って人間の子供達と友達になってブランコの乗り方を教わったり、ネズミたちにあだ名(「まんまる」とか「こわがりちゃん」)をつけて夜中にクッキーをあげるところなんてすごく可愛い!
    お隣で大家さんでもある百合子さんも雪子ちゃんが大好き。

    読んでて小学校の頃の読み聞かせの時間を思い出した。

    山本容子さんの挿絵も最初は苦手だったけれど、読んでいくうちにどんどん好きになった!

  • 野生の雪だるま、雪子ちゃんと、隣人百合子さん、たるさん、子どもたちの話。

  • 2013 6/9

  • 2013年2月10日

    装幀/渡辺和雄

全86件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×