アルフレートの時計台

著者 : 斉藤洋
制作 : 森田 みちよ 
  • 偕成社 (2011年4月6日発売)
4.00
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  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036430802

作品紹介・あらすじ

その時計台にはいくつものうわさがあった。入リ口の扉から入る人はいても、そこから出る人を見ることはない。深夜三時にひとりでくると、池のペガサス像が翼をはばたかせる。時計台の先端に白フクロウがとまっているのを見た者は…時をこえた少年の日の友情を描いた幻想譚。小学校高学年から。

アルフレートの時計台の感想・レビュー・書評

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  • その時計台にはいくつものうわさがあった。入リ口の扉から入る人はいても、そこから出る人を見ることはない。深夜三時にひとりでくると、池のペガサス像が翼をはばたかせる。時計台の先端に白フクロウがとまっているのを見た者は…時をこえた少年の日の友情を描いた幻想譚。

  • 小児科医となり、少年時代をすごした町にもどってきたクラウス。昔住んでいたところを見に行き、古びた時計台の中に偶然入ったクラウスは、時計台の秘密に気づく。次に時計台に入ったとき、クラウスは親友だった子どものころのアルフレートに再会する。 
    *アルフレートの覚悟が潔い。そして生き方を変えるほどの友情に胸が熱くなる。

  •  読み始めた時に子供向けのファンタジーかと思ったが、そのうちかなり難解であることに気づいた。さまざまな仕掛けは、何度か読まないと頭に入らない。
     中盤まで、退屈な時間が過ぎていく。しかし終盤が怒涛の展開で、涙がこみあげてきてしまった。あの時間は無駄ではない。すべてこの終盤を築くために欠かすことのできない数々の出来事の積み重ねであった。
     多くを説明していないが、少年たちの心のつながりを強く感じた作品だった。

  • 子ども時代をすごした町に二十数年ぶりに戻ってきたクラウス
    開かなかった広場の時計台の扉が2センチほど開いているのに気づく
    中に入って見たものは、出会った人は、知ったひみつは...

    『ドローセルマイアーの人形劇場』(あかね書房)からはじまった
    “邂逅の町”イェーデシュタットをめぐる物語の2作目

    新刊の第3作『オイレ夫人の深夜画廊』出版を機に前作をどうぞ

  • それは一時の邂逅。
    時は止まっているから、それがどのぐらいの時間であったかなんてことは意味がない。一瞬の永遠。
    それは夢のような、胸が締め付けられるような、なにものにも代えられない時間だっただろう。
    お互いにとって。

    会いたい、でももう会えない人。
    会いたい、でももう会えない人。

  • 児童文学なのかな?
    内容をまったく知らずに古本屋で買ってきた本

    ちょっと切ない話でした
    いや・・・悲しい以外の感情があまり沸かなかった
    クラウスが今現在、「人生なんて生きる価値ナイ!」って
    なげやりになっているなら
    友達からの手紙で「もっと大切に生きよう!」ってなるなら
    そうかそういう話なのかと思うけど
    そこはこっちの勝手な思い込みでそういう設定にしていいものか・・・

    クラウスは仕事も一生懸命で向上心もあって
    周りの人ともうまくやっているように見える
    友達のことも忘れていない彼に
    手紙が必要だったのかなー?とオモウ

    なのでアルフレートがかわいそうだなぁと
    悲しい気持ちばかりが沸きました

    大人になって鈍感になっているのかなぁ
    星は3つ

  • 大人が読んでもじんわりくる作品。

  • 小児科医として、かつて住んでいた街を訪れた主人公。今は亡き、幼い頃の友人と噂をしていた不思議な時計台にたどり着き、中へ入ってみたところ…。

    多分私が作者に期待するところと、作者の書かんとしているところが違うんでしょうね。心震えないってのはそういうことだろう。児童書にしては結構大人っぽいかも。6年生~中学生向け?

  • 大人のファンタジー

  • 大好きな『ドローセルマイアーの人形劇場』と雰囲気が似ていたので「もしかしたら‥・」と思ったら、やはり同じ系統の話だった。

    主人公は違うが、舞台は同じ街で、初めの方にこの主人公がドローセルマイアーの人形劇を観る場面が出てくる。 

    1時間ほどで読めてしまう児童書だが、これは大人向きの本ではないだろうか。『ドローセルマイアーの・・・』同様、じんわりとした感動の連続で、一字一句かみしめながら読んだ。涙も流れた。

    本によっては、だらだらと長くて斜め読みすればストーリーを追うことができ、読み終わるとすっかり忘れてしまうものも結構あるのだが、これはその正反対。短い話の中に密度が濃くて、内容が深くて、心に残る素晴らしいお話だ。
    購入して手元に置いておきたい。

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