- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036430802
作品紹介・あらすじ
その時計台にはいくつものうわさがあった。入リ口の扉から入る人はいても、そこから出る人を見ることはない。深夜三時にひとりでくると、池のペガサス像が翼をはばたかせる。時計台の先端に白フクロウがとまっているのを見た者は…時をこえた少年の日の友情を描いた幻想譚。小学校高学年から。
感想・レビュー・書評
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子どもの時の忘れられない思い出。
親友、それ以後それほど親しい友達はいないというのも…
なんだか、とてもあったかい。 -
原点なので。
これを読んでから読書も面白いなと感じた。
思い出補正もあるかもだけど -
故郷に帰ってきた小児科医のクラウスは、時計台がある広場で不思議な体験をする。時を超えて再び出会えた友だちとの交流は少し切なく、それでいて心が温まる感じもあって、最後にはちょびっと驚きも。
ドイツの架空の町イェーデシュタットを舞台にした作品の2作目で、1作目『ドローセルマイアーの人形劇』のエルンストが出てくるのも良かったです! -
うわ。なんかジンワリ来るわ~。
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児童書だけれど大人も楽しめるし、読んだあとほっこりする本。
児童書ってけっこう面白い。
自分が小学生くらいのときにこの本を読んでたらどんなことを感じたのかな。
どうやらシリーズらしくて、この本の前に『ドローセルマイアーの人形劇場』という本があるらしい。
でも、この前作を知らずにこの本を読んだが十分に楽しめる内容だった。 -
アルフレートそんな法則までちゃんと見抜いて聡いなぁ。
しかしクラウス切ないやん。
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少年時代を過ごした町に戻ってきたクラウス。親友との思い出の時計台。そこで起こった不思議な出来事。
静かな語り口で紡がれるため、不思議な出来事が自然と心に沁み込む。感情を高めずに感情豊かに書かれる親友への想い。
美しい物語に出逢いました。 -
その時計台にはいくつものうわさがあった。入リ口の扉から入る人はいても、そこから出る人を見ることはない。深夜三時にひとりでくると、池のペガサス像が翼をはばたかせる。時計台の先端に白フクロウがとまっているのを見た者は…時をこえた少年の日の友情を描いた幻想譚。