時間色のリリィ

著者 :
  • 偕成社
3.25
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本棚登録 : 22
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036432301

作品紹介・あらすじ

小学5年生のロミは、ある日、同じ塾に通っている優等生、園内くんの訪問を受ける。
「ミコミコぷろだくしょん」という名前をしらないかという突拍子もない質問をされて、近くの公園まで誘われると、風変わりな女の子がまっていた。
コスプレめいた服装のその女の子は、園内くんをあやつって、「ミコミコぷろだくしょん」のことを聞き出そうとしているらしい。
ノスタルジックホラーとよばれる作風の直木賞作家が、児童向けの作品に初挑戦。
親子で楽しめる作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 朱川さん最新作で初の児童書だそうです。

    先週、良作とはいえ、「狐と鞭」で艶かしい短編をいくつかぶつけらましたので、本当に子どもたちが楽しんで読めるのか、検閲気分で読ませていただきました。

    検閲後の判定でございますが、全国の御父兄の皆さま、お子さまが「時間色のリリィ」を目の前に持ってこられた際には、どうぞためらわず、読ませてあげてください。

    数作のホラー、淫猥なものや理不尽な作品もある朱川さんではございますが、本作に関しましては、表紙のイメージ通り、お子さまにも充分、安心感を持って読んでいただける内容になっております。

    ついでと言ってはアレですが、54歳のわたくしも小学生のときの夏休み朝の子どもアニメ大会を観るような感覚で読み終えることができました。

    以上、朱川さん最新作のPRさせていただきました。ありがとうございました。

  • <児>
    朱川湊人の作品は大きく二つに分類できる。"黒朱川" と "白朱川" だ。黒(とっても怖い話。マジ怖いのだ!)の代表的なのは『スメラギの国』とか。白(なんだか普通のホンワカする話)の代表的なのは『花まんま』とか。

    で,じつはその二種類の他にもウルトラマンメビウスのお話も書いていたりする。

    でも今回の作品はそのどれにも当てはまりそうにない。と云うか朱川君よ,きみは職業を変えるのかね。いや作家さんではあるのだろうけど ”児童作家” という奴に。まあそれでもとやかく言えたものではないが,一応きみのデビュ-以来の全作品を読んできているつもりの一隠れファンの僕としては少しかなり気になるのものなのであった。

    で,今回の作品はどうかと云うと。なんだ面白いじゃないか!これなら黒でも白でもいいよ。いつもの朱川湊人の作品にキチンとなっている。いやはや流石なのであった。すまぬ。
    (しかしこの作品,奥付けには ”初出” については何も書いていないが,まさか ”書き下ろし” だったりしないよなぁw。再すまぬ。)

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著者プロフィール

朱川湊人
昭和38年1月7日生まれ。出版社勤務をへて著述業。平成14年「フクロウ男」でオール読物推理小説新人賞。15年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞。17年大阪の少年を主人公にした短編集「花まんま」で直木賞を受賞。大阪出身。慶大卒。作品はほかに「都市伝説セピア」「さよならの空」「いっぺんさん」など多数。

「2021年 『時間色のリリィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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