真昼のユウレイたち

  • 偕成社 (2023年5月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (178ページ) / ISBN・EAN: 9784036432509

作品紹介・あらすじ

幽霊に出会った子どもたちを描いた作品集、といってもホラーではありません。登場するのは、みんな、だれかをささえる思いをもったユニークな幽霊たちばかり。出会った子どもたちも、最初はとまどいながら、その存在を自然に受け入れていきます。
子どものときに亡くなったふた子の妹が、年をとった姉のもとにあらわれる「海の子」、子どもを守るパパとママの幽霊の話「対決」、基地のある町を舞台にした「願い」、義理の兄弟になった男の子たちの秘密を描く「舟の部屋」の4編を収録。
子どもたちの生き生きとしてユーモラスな会話のやりとりも魅力的な、どこかおかしくて、せつなさがしみるゴースト・ストーリーズ。

みんなの感想まとめ

幽霊が登場する物語でありながら、恐怖とは無縁の温かさが感じられる作品です。登場する幽霊たちは、亡くなった後も生きている人々を優しく見守り、支える存在として描かれています。子どもたちの日常に寄り添う彼ら...

感想・レビュー・書評

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  • 「夢もて」と追いつめる大人 新学期、ダメと思わないで:朝日新聞デジタル(有料記事2021年4月3日)
    https://www.asahi.com/articles/ASP4275HHP41TZNB013.html

    【2024年国際アンデルセン賞】日本からの候補に、岩瀬成子さんと荒井良二さん | JBBY(2022年10月28日)
    https://jbby.org/news/domes-news/post-15783

    真昼のユウレイたち | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784036432509

  •  ユウレイと聞けば怖く恐ろしいものとの思いが先立つが、ここに登場するユウレイたちは実に優しく、生きている者たちに寄り添っている。
     お盆が過ぎたが、手を合わせ、「私たちを見守っててね」と願うことがある。御霊の存在を意識するって日常の中にあるのではないでしょうか。何かに守られているとか助けられたとか…。目に見えずとも、きっとこんなユウレイたちによって力づけられ、守られているかもしれない。と思える優しい作品でした。

  • 児童書。
    亡くなった人が幽霊となって現れるのだけど、のこされた人をそっと支えるように優しく存在しているので、全く怖くはない。
    むしろこんな幽霊なら大歓迎かも。
    小学中学年~高学年くらいにおすすめ。

  • 5年から。何気ない子どもたちの日常で、生きる人の側に寄り添う幽霊たちと出会う4編。
    子ども目線の児童書ではあるけれど、大人もすぅっと胸に入ってくる様な素敵なお話。どのお話も幽霊にはなったものの、存在は自然にある感じが良い。短編で読みやすく、いじめのお話や、戦争を自分ごとに感じられる描写もあって、子供にとって視野が広がるところも◎。

  • 姉に会いにきた女の子、娘を見守る両親、戦地に赴く前にできた仲間に会いにきた青年、再婚した家の飼い猫。
    ユウレイなのにとても自然で、読んでても気付かないくらい。怖くはなくて、たんたんと、でもちょっぴり切なくてあたたかい四編。

  • 今日は幽霊の日だとかTVで言ってました。それで選んだわけじゃないけどこちらの本。優しいゴースト・ストーリー4編。児童書だからと侮ってはいけない、なかなかジンとくる話もあったよ。特に戦争の話が良かった。

  • ユウレイは決して怖いものではない。私たちを見守ってくれているユウレイに感動するお話。

  • 子供達が様々な幽霊に出会う児童向き短編集。
    海で亡くなった少女の霊と出会う小学生の女の子、いじめられている同級生の事故死した両親と共に、いじめっ子をやり込める少女。
    戦死したアメリカ兵とおばあちゃんとの出会いに立ち会う少年、親の再婚で兄弟になった少年たちが再会する死んだ飼い猫。
    それぞれいろんな事情があって幽霊と出会うけど、どの霊もまるで怖くなくてほっこりする。
    こんな優しい霊たちなら会ってみたいかも。

  • 挿絵はほのぼのしたテイストなのに、作品は切なくなったり泣けるものもあった。
    特にベトナム戦争で死亡したアメリカ人の幽霊が出てくる「願い」は、泣けちゃったなあ。
    あと、最後「舟の部屋」の、親の再婚同士で兄弟になった子どもたちの会話がクスリと笑えてほほ笑ましかった。

  • 装丁が好き。子どもたちが語る優しいユウレイたちの短編集。独居暮らしのおばあさんに会いに来るふたごの妹、娘を心配する両親、戦死した米兵、母親の死を慰めてくれていた飼い猫。『舟の部屋』が特によかった。

  • 短編集4篇
    大切な人の想いに応えて現れたり側に寄り添ったりするユウレイたち。ユウレイに出会う人も現れてくるユウレイたちもみんな優しい。

  • 日常のなかにふっとあらわれるユウレイたち。
    人にとりついたり、あの世にひきずりこんだりというのではなく、思いを残して亡くなった人たちが、愛する人たちをそっと見まもる話が4編おさめられていて、どれもじわっと沁みてくる。
    「願い」はベトナム戦争で亡くなった兵士が50年の時をへて、かつて日本に駐留していたときに知りあった友人を訪ねてくる物語。著者の『ピース・ヴィレッジ』と地続きの物語のようで、グッと来た。

  • 幼なじみの浜男にさそわれておおおばさんのアパートを訪ねた5年生の春海
    一人で暮らしているはずなのに、だれかがいるような気がして
      ──「海の子」

    となりのクラスでいじめられている千可ちゃんが気になる6年生のかすみ
    四歳のときに事故で両親をなくしたはずの千可の家に行ってみると
      ──「対決」

    など、ユウレイに出会った子どもたちを描いた4編を収録した短編集

    《子どもたちの世界をありありと描く著者による
     おかしくて、胸にしみるゴースト・ストーリーズ》──帯のコピー

    ユウレイとこんな交流ができたらいいなと思える、おとなも楽しめる物語

  • この中では「海の子」がすきだった。幽霊とであったこどもたちのはなし。

  • 船の部屋、が特に良かった。

  • 優しい優しいユウレイの本

    こんな風に出会えたらステキだね

  • 「幽霊としての分はわきまえている」という千可ちゃんのパパがいい。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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