竜退治の騎士になる方法

著者 :
  • 偕成社
3.79
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本棚登録 : 506
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036460106

作品紹介・あらすじ

その人はジェラルドと名のり「おれは竜退治の騎士やねん」と関西弁でいった。どうみても日本人だった…。「夢」さえすてなければかならず奇跡はおこる。夕暮れの学校でおこったふしぎな事件。小学校上級から。

感想・レビュー・書評

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  • りゅうが出て来ておもしろかった。^_^

  • 竜退治の騎士になる方法が意外だった。

  • 竜騎士になるためにどうしたらいいか?
    という問いに
    「トイレのスリッパを並べろ」という。
    さっぱりわからないけど、読むとわかります。

    ジェラルドと名乗っているのに、
    めちゃくちゃ関西弁の騎士。
    放課後の学校。竜を倒す騎士。

    子供の心を掴む要素盛り沢山!
    これはすすめていきたい

  • 信じてなかった子がだんだん本当って分かってくるのが面白かった。
    騎士の自己紹介がスゲえ面白いんだよ。
    これさ、読んでると僕の近くにもいるんじゃないかって考えちゃって、ちょっとこわい。S10

    Sが「こそあどの森」を読破したのに気をよくして、岡田淳パンデミック。
    この長さならMに読み聞かせてもよいかも。
    家族で語れる本になりそう。

    保育園から一緒に育った優樹といつの間にか話すこともなくなったある日、バッタリ出会ったことで学校に二人で忍び込むことになる。そんな教室で二人がであったのはドラゴンと戦う騎士だった。

    竜に騎士ときたらどこかに旅立つのでは、と思っていたら全くちがってビックリ。
    でも、私もまずはスリッパをそろえるところから始めよう。という気になる。
    さらりと読めるのに考えることが多い本。
    チビちゃんも是非騎士を目差していただきたいもの。

  •  これは強烈に面白かったです!!これまで子供に読み聞かせを3年半続けて古今東西の名作を読んできた中で一番面白かったかもしれません。少なくともうちの子のウケという意味では最高でした。分量が適度に短めというのもあるけれどとにかく面白いものだから途中でなかなか切り上げることができず4晩で読み聞かせ終わってしまったほどです。物語に演劇がひとつの要素として出てくる通り、ちょうど少人数の劇団の舞台を見ているような感覚がありました。軽妙な関西弁の会話(子供に特にウケた)と、劇団風の芝居がかった台詞、激しいアクションシーンがあることもあって、音読をしていても自分が劇団員になったようですごく楽しくて、音読し甲斐がある作品でした。子供向けの教訓も確かにメッセージには含まれているのですが、それが押し付けがましくなく、だけれどとてもインパクトがあるフレーズで頭にしっかり残るように書かれています。きっと明示的に教訓を垂れるよりもこれの方がよほど子供の頭に残ることでしょう。ただし本書はファンタジーはファンタジーなのですが、同じ著者の作品と比較すると本書には「びりっかすの神さま」要素もちょっと入っていて、「二分間の冒険」や「選ばなかった冒険」ほどファンタジーや冒険物語のテイストは強くないのでそういう本だと先入観を持って期待して読むのはやめた方がいいです。

  • 気づいたら世界に入ってた
    童心に戻って素直に読むのがコツかも

  • 竜退治の騎士になるには、トイレのスリッパを揃えなくてはならない。
    お手本のような伏線回収。読むのには一日かからない長さで、さらっと感動できる。
    友情、そして夢。二分間の冒険ほどではないが楽しい作品。

  • 「その人はジェラルドと名のり「おれは竜退治の騎士やねん」と関西弁でいった。どうみても日本人だった…。「夢」さえすてなければかならず奇跡はおこる。夕暮れの学校でおこったふしぎな事件。小学校上級から。」

  • 幼馴染との微妙な関係性、「竜退治の騎士」を登場させつつ、自然に成立させる配置や構成がすごい。

  • 岡田淳さんの冒険もの。
    小学高学年向けには、
    「二分間の冒険」、「選ばなかった冒険」この2冊が最高。
    気に入ったら、その次に本作も読むのが良いと思います。短めですぐに読めます。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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