きかせたがりやの魔女

著者 :
制作 : はた こうしろう 
  • 偕成社
4.23
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本棚登録 : 108
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036460700

感想・レビュー・書評

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  • たいていの小学校には魔女や魔法使いがいるらしい。・・・とは、ぼくがある魔女に聞いた話だ。
    これは20年以上前、ぼくが小学生だった時に出会った魔女に聞いた、魔女と魔法使いの6つの話だ。

    小学五年生の1学期、ぼくは魔女に出会った。忘れ物を取りに帰って、一人急いで図工室に向かっている時だ。つばが広くて先が尖った黒い帽子、黒っぽい服、真っ赤な口紅、青いアイシャドウ・・・のどう見ても魔女の格好をしている年配の人が、両手のひらをぼくに見せるようにしてうなずいた。
    「わかっている。あんたはいそいでる。でもいそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいる間、[学校の時間]はとまっているから。」
    しゃべるクロツグミ(オス)を連れて、ぼくを魔女の部屋に連れていく。そして、魔女や魔法使いの話をするのだ。

    2ヶ月に一度やってくる魔女は、踊り場の魔女、恥ずかしがり屋の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いの話を聞かせてくれた。
    そして、最後に、自分の話、聞かせたがり屋の魔女の話をしたのだ。

  •  どこの小学校にも魔女か魔法使いがいる。
     <学校の時間>を止めて、きかせたがりやの魔女が僕に話す、小学校にいる魔女や魔法使いのお話。
     なぜ彼女が聞かせたがりなのか、その真相もちゃんと明かされます。

     でも、イラストを見る限り、「おばあさん」にも「おばさん」にも見えないけどね。
     はたさんのイラスト、大好き。

  • たいていの小学校には、魔女か魔法使いがいるらしい。

    ストーリーテリングの魔女が聞かせてくれる、魔女と魔法使いのお話し。

  • たいていの小学校には、その小学校の魔女か、魔法使いがいるよ。
    ー踊り場の魔女

    チヨジョさんの話はどれも面白かった!
    “ヒゲの魔女”の話が特にお気に入り。

  • きかせたがりやの魔女 岡田淳 偕成社

    小学校には魔女か魔法使いがすんでいる
    魔女はあだ名で呼ばれる
    主人公の魔女はクロツグミをつれたチヨジョさんという
    100歳で定年した後で
    小学校に一年間だけ舞い戻り
    一人の小学生
多分著者の岡田さんをつかまえて
    ストーリーテリングを隔月ですることにしたようです
    その六回の話を綴ってのがこの本になりました

    その一年後岡田さんは中学生になり
ある日偶然に電車の窓からチヨジョさんの家を突き止めます
    再開した二人は・・・

  • ほとんどの小学校には魔女がいるらしい。 

    そうとは知らない時に自称定年退職した魔女が突然現れて、
    「いそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいるあいだ、<学校の時間>はとまっているから」
    とそこいらの壁に魔法でドアを作って
    「この部屋の中で話をきいてくれるだけでいい。いやならいつでももどれる。ひとこと、いやだといえばいい。」
    なんて言われても、俺ならなかなか入れないなw
    この主人公は、魔女といっしょに現れたしゃべる黒ツグミと少しでも長く一緒に居たくて一歩を踏み出すわけだけど。

    この魔女が定期的に主人公の前に現れては、他の学校の魔女のお話を語り聞かせるんだけど、それがまた面白い。 
    魔女の世界も色々あるんだねぇ。

    この魔女が何でこんな事しているのかって理由がかわいいw

    定年退職した魔女がどんなお話をしたのか気になったら読んでみるといいよ。

    俺は”はずかしがりやの魔女”のお話が一番好きかな。

  • 「踊り場の魔女」「はずかしがりやの魔女」「ひげの魔女」「タワシの魔女」「しおりの魔法使い」「きかせたがりの魔女」とても面白い。ひげの魔女が好きかな。タワシの魔女にはとても同感した。

  • ぼくが5年生の時、階段の踊り場で一人の魔女に出会った。
    その魔女は「話を聞いてくれ」と言って、ぼくを不思議な部屋に誘った。
    不安だったけれど、かわいいクロツグミにひかれて話を聞くことにした。

    最初に聞いたのは「踊り場の魔女」の話だった。
    一月おきにその魔女は現れて、ぼくに魔女のお話を語って、そして消えた。

  • 岡田淳さんだからね。あったかくて面白い話だった。絵はどうして岡田淳さんじゃなかったんだろう?私、淳さんの絵、大好きなのに・・・もっとも、この絵の魔女は素敵だった!
    ストーリーテリングをする魔女って設定が読んでてすごいって思った。

  • どこの小学校にもひとりずついるという魔女や魔法つかいのお話を、引退した魔女が聞かせてくれるちょっとふしぎで楽しい物語でした
    でもイラストのチヨジョさんがどうもおばさん(おばあさん?)には見えないんだよな〜(^^;)

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プロフィール

岡田 淳(おかだ じゅん)
1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校の図工教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。自著の挿絵も手がけている。
代表作に『二分間の冒険』、『選ばなかった冒険―光の石の伝説』など。

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