金の月のマヤ(1) 黒のエルマニオ

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 156
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036470105

作品紹介・あらすじ

異世界<シャドゥイン>を救うため、少女マヤの冒険がいま始まる。「ポポロクロイス物語」のコンビが放つ学園ファンタジー巨編。

感想・レビュー・書評

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  •  ネコのような姿の人々と、精霊のような存在・エルマの暮らす世界、シャドウィン。
     小学4年生の観月マヤは、突然シャドウィンに連れて来られ、救世主となるよう望まれる。シャドウィンのことを何も知らないマヤは、エルマの使い方を覚えるため学校へ通うことに。

     図書館本。
     主人公と同じ小学4年生くらいが対象なのか? 読んだ感じでは「デルトラ・クエスト」くらいの難易度かな。

     詳しい説明もなく話が唐突に始まる感じで、マヤも適応力がめっちゃ高い。誘拐同然に連れてこられたというのに、父親そっくりな博士を見てケラケラ笑っていたり。大物だ。
     内容的には、魔法のシステムが違うハリポタ、といったところ。
     サブタイトル付きの全3巻なので、1巻ずつきっちり話が終わるのかと思ったら、なんとも中途半端なところで次巻へ続く! 結果的に、まとまりの無いストーリーと化してしまっている。もう少し構成を練ってはいかがでしょうか……。

     デルトラもそうだったが、ある程度の低年齢向けのせいか、細かい描写は無く、会話と、最小限の説明だけで出来ている。世界観やキャラクターデザインが活かせていないように思った。

  • 小学4年のマヤは、ある朝ネコに誘われて異世界シャドゥインへと入り込んでしまう。そこで救世主黒のエルマニオになって、世界を救ってくれと頼まれるのだった。

    「ポポロクロイス」のコンビによる異世界ファンタジー。福島敦子によるイラストがふんだんに使われており、異世界に入り込みやすくなっています。
    精霊エルマを操り魔法のような能力を使う人々の住む世界に連れて来られたマヤは、その世界に戸惑うだけでなく不思議な世界を楽しむ気持ちも持ち合わせています。それは読者が異世界を楽しむ心と同調するでしょう。
    展開が早く異世界のあれこれも、マヤとともに知っていきます。

    異世界に来てもすぐに魔法が使えるようになるわけでなく、精霊を操る術を学ぶ学校へと通うことになるマヤ。仲良くなるクラスメイトやちょっかいを出してくるライバルキャラが現れ、謎と次々に遭遇するうちに1巻は終了。
    すっかり作品世界に入り込んで、次巻を楽しみにしてしまうのです。

  • ある日とつぜん異世界<シャドゥイン>へと迷い込んだ、黄昏小学四年生の観月マヤ。彼女がこの世界に呼ばれたのには、理由があった。マヤは、精霊エルマをあやつる魔法使い<エルマニオ>になり、闇ににおおわれつつあるこの世界を救うという、「救世主」としての使命を負っていたのだ。
    王立アカデミーに入学し、いつしかたよりになる友人カルラやミロクと出会い、エルマニオとなるべくエルマの勉強に励むマヤだったが、あるとき森にある大岩に開いた穴に落ちてしまい、不思議なものを発見する。

  • 小学4年生の観月マヤは、ある日突然、異世界`シャドゥイン`へと迷い込んでしまう。
    この世界では、エルマ(精霊)が全てを形づくる。エルマの秘密の名前を唱え、エルマを自由に操れる人はエルマニオだ。ただし、闇のエルマを操れるのはシャドゥインとは反対の世界中から来たものにしかできない。
    マヤは、闇のエルマを操れる、黒のエルマニオになり救世者になると選ばれて、シャドゥインに連れてこられたのだ。

    しかし、異世界にきてすぐにエルマニオになれるわけではない。
    王立アカデミーに通い、エルマニオになれるよう学びはじめるのだ。

  • ある日突然、やみの世界に来てしまった少女マヤ。
    彼女は、この世界を救う「救世主(きゅうせいしゅ)」となるために、呼ばれた女の子なのだ。コチラの世界の学校へ通いながら、魔法使いになるための勉強をするマヤは、ある日不思議な穴の中へと落ちてしまう…。そこで見たものは?

  • ある日突然、やみの世界に来てしまった少女マヤ。
    彼女は、この世界を救う「救世主(きゅうせいしゅ)」となるために、呼ばれた女の子なのだ。コチラの世界の学校へ通いながら、魔法使いになるための勉強をするマヤは、ある日不思議な穴の中へと落ちてしまう…。そこで見たものは?

  • 表紙の雰囲気が気に入ったので手に取ったら、ポポロクロイス物語の人たちの作品だった。

    猫と魔法と可愛らしくキュンとしてしまう組合せ。

    中のイラストもカラーじゃないのが残念なくらい綺麗。(ちょっとゲームっぽいと感じる部分はあるけれど。)

  • チビ1号、小学校にて

  •  夏休み前、小学生の課題図書として本屋の目立つところに平積みされていたので、好奇心にまかせて手にとりました。
     幻想的な表紙、ほぼすべてのページに描かれている挿絵で、この世界にとっても引き込まれます。
     最後のほうで出てくる図書館の挿絵が、わたしはとっても好きです!

     小学校高学年向けの課題図書ということですが、それよりも文章は分かりやすい、というか平易すぎるかも……?
     イラストと合わせて頭の中で想像しやすく、さくさくテンポ良く読めました!
     すでに3巻完結しているようなので、このまま引き続き読んでいきます。

     マヤの力の開花や、ライバルの少女アミラとの関係の進展がすごく気になるところ!

  • 題名に惹かれて図書館予約。
    ポポロクロイスという作品の方々が組んでいる作品ということでした。
    ポポロクロイスを知らないと分からない内容なら、途中で読むのをやめようと思っていましたが、問題なく楽しめました。

  • 朝妙な夢を見たのは大きな黒猫のせい。
    寝坊して慌てて学校へと走っていれば、途中で違う世界へと。
    そこで救世主としての役目を果たす事に。

    大人向け、ではないので、多分そのままハッピーエンドで
    帰宅できる…はず、のお話。
    挿絵に猫耳がついた状態になっているので
    あちらに着いたらこうなるのかと思ったら
    魔法で服を着るように変身。
    そして精霊と契約できるようにお勉強。

    ここで勉強していたら、帰宅した時にこちらの勉強を
    きれいに忘れていそうです。
    しかも居眠りしてますし…ものになるのでしょうか?w
    ライバルか友達になるのか、よくわからないキャラもいますが
    魔法を使える時点で楽しそうです。
    飛ぶために、フリルたっぷりの制服、なのでしょうか?

    罰として与えられた生理整頓。
    これが一体何になるというのでしょうか?
    闇の~に関係あるのでしょうか?
    というよりも、これ次の満月までに終了させないと
    延々帰れない、という現実…がんばれw

  • イラストが多くて贅沢なつくり。
    あっという間に読めてしまう。ポポロクロイス物語は
    やったことないけれど、ちょっとやってみたくなった。
    1巻は導入なので、これからどう話が動くのか。
    文章はあまり上手くないなあと感じる。使い古された
    表現が多い。あとは擬音や太文字の多用が気になる。
    マヤが黒のエルマニオを目指す動機もちょっと弱いと思う。動かない主人公を動かす、というのはこういうことかなあと思ったり。
    児童書の世界にライトノベルがどんどん進出してきていて、境界が曖昧になっている現状を感じる。その状態には反対でも賛成でもないのだけれど。

  • ゲームにもなった“ポポロクロイス物語”の原作漫画家の田森庸介さんが文を同ゲームのキャラデザの福島敦子さんが挿絵、という黄金コンビの児童向け小説です!
    児童書というコトで、挿絵も沢山!スラスラ〜と読み進めます。
    王道のストーリーながらも、それぞれに抱えてる登場人物達に色々と思いを馳せてしまいますね〜♪

  • 小学生が異世界につれてこられて、世界を救う、というある意味王道のストーリーだと思います。
    まだ一巻までしか出ていないのでこれからなのかもしれませんが、正直現時点で主人公のマヤが異世界で学校に通わされる必要性が感じられず、人物の描写も薄い感じがして個人的には好きになれない作品でした。

  • 発売した時から気になっていた本をやっと読みました。

    とりあえず1巻。

    異世界が舞台ですが、
    漫画やアニメを見ているように物語の世界が入ってくるのは
    読みやすい文章と、いい感じのバランスとデザインで挿入されるイラストのおかげでしょうか。

    <「ポポロクロイス物語」のコンビがおくるファンタジー>
    という宣伝文句ですが
    「ポポロクロイス物語」を知らない人でも
    もちろん楽しんで読める作品です♪

    ちなみに私は「ポポロクロイス物語」大好きな人です(^_^)
    というわけで、
    この作品、ゲームとかアニメにして欲しいなぁ。

  • 四年生のマヤは、ある朝突然異世界に連れ込まれた。シャドウインという世界で、救世主として求められていた、という。黒のエルマニオとなって、その世界を救うのが使命だというが。
    助けてくれるカルロ、ライバル視するアミラと登場人物もよくある設定。
    図書館での図書整理をまかされたが、そこに何かヒントがあるらしいが、それは2巻で、ということらしい。
    全3巻というが、1冊にできたのではと思った。
    全体的に緩慢で闇の世界に行ったとかスリルといったところには欠けるところがあった。

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著者プロフィール

昭和26年品川区生まれ。漫画家、児童小説家。代表作『ポポロクロイス物語』(ポプラ社)ほか。

「2023年 『お台場少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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