- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036491704
作品紹介・あらすじ
「好き」をつづけることは
きっと未来につながっていく
被服部の部長になった3年生の優人。
最後だからと、部活と受験勉強を
両立させようとするけれど……?
好きな気持ちをつらぬく
手芸男子シリーズ第3弾!
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あの日がなかったら、ぼくはここにいなかった。
あの日のまつり縫いが、ぼくのいろんなものを変えた。
糸井さんは、きょとんとした表情になり、丸メガネの奥からぼくをじっと見つめる。
最後だからってクサいことをいっちゃったかもって、はずかしい気もしたけど。
糸井さんは、顔いっぱいで笑ってくれた。
『あたしも、ハリくんが入ってくれてよかったってずっと思ってたよ。ありがとう!』
(本文より)
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感想・レビュー・書評
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面白すぎてページをめくるのが少し寂しい…
中学校三年生になった優人は被服部の部長や進路のことで大忙し。自分の居場所が欲しいって気持ちわかる。自分もそうだもん。自分の居場所を自分で切り開いていけるっていいな。最終巻は寂しいし、これからの被服部をもっと見ていたいです。このシリーズを読んで本当に良かった。私を勇気付けてくれる一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お裁縫が大好きな男の子、「ハリくん」。シリーズの最初では、「裁縫が好き」と友達にいえず悩み、次作では後輩との人間関係に悩み、そして、(多分)最後のこの巻では進路に悩む。
悩みを抱えながらも、回りに助けられながら、一歩ずつ前に進んでいく姿に勇気付けられるシリーズだ。
私に子供はいないけどw、母のような気持ちになってハリくんを応援してしまう。
晴れて高校生になったハリくんの前途に幸あれと願う。 -
“手芸男子”の「ハリくん」針宮優人(ユート)、千城中学の3年生
1年生が2人入部して5人になった被服部の部長として、文化発表会のファッションショーをめざして活動している
気にかかるのは進路、高校受験、志望校……
高校でも好きな被服部の活動をしたいけれど、被服部のある高校は少なく、将来アパレルの仕事をしたいというわけでもない
悩むハリくん
衣装制作と部長の役目と受験勉強の疲労が重なって倒れてしまう
近づく発表会にハリくんが選んだ優先順位は……
《「好き」をつづけることは きっと未来につながっていく》──帯のコピー
じわじわと感動がわいてくるファッションショー20分、そして大団円
「てがるに ほんかく読書」の偕成社ノベルフリークから、2021年9月刊
既刊2冊とあわせて“手芸男子”シリーズ中1から中3まで三部作完結
『ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない』(2019年11月)
『ぼくのまつり縫い 手芸男子とカワイイ後輩』(2020年9月)
ちなみに、ハリくんは著者の過去作の舞台になっている高校の1校に進学する
『スピンガール!』の海浜千葉高校
『きみは友だちなんかじゃない』の千葉中央高校
『恋ポテ』シリーズの作草部高校 -
今作で完結と思うとちょっと寂しい。自分の居場所は自分でつくる、これも大事だと思う。
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このシリーズ3作目。中3になった針宮くんは、進路のことで悩む。仲間との理解や絆を深めるなかで、自分のしたいことや思いが明確になっていく。さらに高校生活へとつながっていく物語に期待したい。
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高学年
2024.05.21 -
今回は高校受験を控えた優人、高校選びに苦心している。
大好きなお裁縫ができる高校を探すのだがなかなかない。
そんな進路の悩みに加え、被服部最後のファッションショーの衣装製作の進捗状況が思わしくないことも重なる。
担任であり、顧問でもある先生ともなんとなくギクシャク。
今回は花が所々で出てきて話の布線になっていた。
悩みながら、その悩みを話しながら成長していく優人。
世の中、色んな人がいるんだ、自分は自分の心に素直に道を進んで行けばいいんだと優人の姿に励まされる。
多様性にちょっとだけだけど触れることもできる作品のように思う。
高校生になった優人も見てみたい。 -
3冊読んだ
中1中2中3のハリくんを。
だんだん成長するハリくんを見れた。
好きな事を好きだ!と言えるっていいよね。
そんな事して楽しい!?ってゆう人もいるかもしんないけど、自分が楽しいのならいんじゃない。
母は見守るよ(笑) -
進路に迷う、中学受験生にもぴったり。