神秘の島〈第2部〉 (偕成社文庫)

制作 : ジュール・デカルト・フェラ  Jules Verne  大友 徳明 
  • 偕成社
4.36
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本棚登録 : 63
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036513307

作品紹介・あらすじ

無人島であるはずのタボル島に遭難者がいる。船をつくった男たちは、救助へむかう。そこで出会ったのは、人間の心を忘れたまるで獣のような男だった。原書のさし絵をふんだんに使用したヴェルヌの名作完訳版。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  •  無人島でのサバイバル生活の描写が中心だった第一部に対して、この第二部ではいよいよ物語が動き出しました。
     ジュップ(オランウータン)の仲間入り、オオカミの襲来、謎の漂流物、そして近くの島へ漂流者の救出に出発……。
     ついにあのエアトンも登場です。あんな悪人でも島で一人で生活しているうちにおかしくなってしまうようです。記憶を取り戻すと良心の呵責に苛まれて深く反省します。人はこんなに変わるもんなんですね。
     本作品では無人島での生活について細かく描写されていますが、私が気になったことがあります。
     トイレや風呂はどうしていたのでしょうか。
     トイレについては、住居の中に穴を掘って作ったのでしょうか。それとも外に穴を掘って作ったのでしょうか。
     風呂も、五右衛門風呂のようなものを作って入ったのでしょうか。
     漂流ものの物語では、トイレや風呂の描写が意外と割愛されて盲点となっているのです。
     それにしても、この島には謎が多すぎます。サイラス・スミスは島の謎について仲間たちに列挙して注意を喚起します。
     そしていよいよ、島に一隻の船が近づいて来る……。
     いよいよあの方の登場か!?
     第三部に続きます。
       http://sfkid.seesaa.net/article/453717729.html

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著者プロフィール

Jules Verne(ジュール・ヴェルヌ)

1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

「2017年 『ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクションIV 蒸気で動く家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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