怪盗紳士ルパン (偕成社文庫 3139 アルセーヌ・ルパン・シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036513901

感想・レビュー・書評

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  • ルパンもの。ルパン最初の短編ほかシャーロック・ホームズとの始めての出会いの作品を収録した、ルパンの最初に読むべき短編集。いまさらですが、やっとルパンものを読むことができました。ルパン視点メインというわけではありませんが、そのルパンの手口等、確かに本格っぽさがあって非常に楽しめました。短編集のルパンは探偵として機能してる面が強いそうですがそのとおりで、愛すべき人物っていう感じでした。ただ、一部で、あまりに不可能っぽいものもあった気がして(獄中のときとか)その点、あれっていう感じはしましたが、まあ、そのあたりはご愛嬌なのでしょう。

  • 前に映画でルパンって見たけどやつは何やつ?ザ・サードとは違うの?とか思って。
    図書館で児童書のところで。
    大学入学というか最近まで読書暦は0といっても過言ではない私なので、児童書といってもはじめての出会い。ふりがながいっぱい。
    思ったよりも愉快で楽しい紳士なのね。もっとミステリアスな人物だと思い込んでおりました。なんだか無駄に自信満々でかっちょいい。能力ありきでこぉゆぅ人憧れる。

  • やっぱりこの訳がいいなー
    おちついて読める。わかりやすい。変な漢字がない。古くさくない。
    ルパンの尊大さがとってもいいかんじ。でも、泥棒にすぎない自分を理解している。誇りにも思っているんだけど。理想の男性だわねー

  • 短編がつまっているが、すべてが成功ではないところが愛される所以か。
    「ルパン逮捕される」からシリーズが始まるし。
    続いてシリーズを読みたくなる。

    ホームズとの対決もおもしろい。

    なぜか、悪い方を応援しちゃう・・・。

  • アルセーヌ・ルパンは、小学生の頃から愛してます。三世ではなく、その元となったお方です。

  • 怪盗の話を読み直している。
    怪人二十面相もルパンもだいすき。

  • アルセーヌ・ルパンの宿敵であるガニマール警部との対決❗️❗️
    アルセーヌ・ルパンの鮮やかな脱獄劇❗️
    この本には、見どころが多すぎる❗️❗️

  • 2020/11/18-11/27

  •  西村京太郎の「名探偵シリーズ」を読むにあたり、第2作にはアルセーヌ・ルパンが登場するということで、図書館の児童書コーナーで『813』に続いて借りて読んでみました。
     ルパンが初登場した最初の短編集ということで、一番最初に読むルパンものとしては本書が最適でしょう。
     本作品については小学高学年~中学生の頃、旺文社文庫版で読んでいたのですが、全く記憶になし。ホームズものに比べてトリックに納得いかない・難しい・あまり面白くないという悪いイメージだけが残っていました。
     同じ頃読んだ『ルパン対ホームズ』についても同じ印象。
     その後読んだ『奇岩城』については理解不能。
     はっきり言って私はホームズ派であり、ルパンについては理解不能でつまらない、という感情を持っていたのです。
      
     しかし先日読んだ『813』の途中辺りからようやくルパンものの面白さが理解できるようになり、本書を読むにあたって、やはりルパンも面白いと思うようになりました。
     思うに、中学時代までの私の理解能力だとか好みではルパンシリーズの完訳では面白さが理解できなかったのでしょう。
     もしかしてルパンシリーズは完訳では子どもには少々難しく、本当は大人が読む作品なのかもしれません。
    (これは私の個人的意見です。当然異論ある方もおられるでしょう。)
     子どもにとってはルパンシリーズは子供向け縮約・翻案の方が親しみやすいのではないでしょうか。
     日本では小学生にアルセーヌ・ルパンのシリーズが人気のようですが、やはりこれはポプラ社の南洋一郎シリーズをはじめ、子供向け翻案があったからだと思います。
     この偕成社の完訳シリーズでは子どもには難し過ぎるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
     ということは大人になってからでも読み応えあるということです。食わず嫌いでルパンシリーズが未読だった方にお勧めします。

      
     それで、普通のミステリーでは、探偵が犯人の行動を解明します。
     しかし犯人目線のルパンシリーズでは、主要な部分はトリックの説明があるのですが、どうしても説明がつかない部分が残ってしまうような気がします。その辺が過去の私には納得いかなかったところです。
     しかしまあその辺は、TVの特撮変身ヒーローものを楽しむつもりで細かいところにとらわれず大まかに楽しむのがルパンシリーズを楽しむコツなんでしょう。
      
    OLDIES 三丁目のブログ
    ルパンシリーズの面白さがようやくわかって来た
      http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180118/p1
      
    少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
    『怪盗紳士ルパン(偕成社文庫版)』ネタバレ感想
      http://sfclub.sblo.jp/article/182179272.html

  • 昭和47年発行 偕成社の児童名作シリーズ14『怪盗ルパン』 
    朝島靖之助訳。

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著者プロフィール

本名モーリス・マリー・エミール・ルブラン。1864年、フランス、ノルマンディー地方ルーアン生まれ。 1890年頃から小説を発表していたが、1905年に編集者からの 依頼で書いた「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が好評を博し、 強盗紳士アルセーヌ・ルパン冒険譚の作者として有名になる。 41年死去。

「2018年 『名探偵ルパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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