走れメロス (偕成社文庫)

著者 :
制作 : 堀川 理万子 
  • 偕成社
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本棚登録 : 15
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036516100

作品紹介・あらすじ

友情と信頼の美しさをうたいあげた表題作「走れメロス」、「富士には、月見草がよく似あう」という名言を生んだ「富岳百景」のほか、「女生徒」「新樹の言葉」「ろまん灯篭」など、太宰治の名作6編を収める。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり太宰は凄いなぁーと改めて認識させられる一冊。大分前に読んでもう一回最近読んだら、また違う感想を持った。前は、『走れメロス』は太宰らしくないと思っていたけど表面だけじゃなく裏まで読み取ると、物凄くドロドロしていると思う。だってメロスだって人間なんだから、もうどうでも良いやって気持ちあったよ。絶対
    。ましてや最早狂人とも言える太宰が・・・この中で特に気にいったのは女生徒かな。日々の倦怠感とか凄く気持ちわかる。太宰はなろうと思えば女生徒にもなれるのね。才能あふれてるなぁ。「おやすみなさい。私は王子様のいないシンデレラ姫。あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?もう、ふたたびお目にかかりません。」だなんて、何て素敵なラストだろう。こんなに自虐的で自意識過剰なセリフ、あたしは知らない。     

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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