レ・ミゼラブル〈下〉 (偕成社文庫)

制作 : Victor Hugo  岩瀬 孝  大野 多加志 
  • 偕成社 (1993年3月1日発売)
4.13
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  • 本棚登録 :45
  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036517909

レ・ミゼラブル〈下〉 (偕成社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この巻でクライマックスを迎えます。
    登場人物がそれぞれ考え悩み苦しみます。死んでしまう登場人物もいるので、読んでいてけっこうショックでした。
    バリケードでの戦闘シーン(銃撃戦)はあまり得意ではないのですが、登場人物の心の動きなども多く語られていて重要なシーンでした。

    ジャン・ヴァルジャンはバリケードに行っても人を殺すことなく看護の手伝いをしました。
    コゼットを取られたくないと思う反面、結局はマリユスを助けます。ジャベール警部をも助けるのです。

    ポニーヌはマリユスへの報われない愛情を注ぎ最後はマリユスを助けて死んでしまいます。切ないです・・・。

    しかし、最後の方でテナルディエがマリユスをゆすろうと訪ねて行き、反対にジャン・ヴァルジャンの本当の姿を、マリユスに知らせることとなるシーンはすっきりしました。

    ジャン・ヴァルジャンが、コゼットの小さな服をずーとカバンに入れて大事に持っていたこと、その服を並べて泣いたところは、涙があふれてきました。私はカバンの中身はお金だと思っていたので、よけいに泣けました。

    最後、やっと3人で幸せに暮らせるのではと思いましたが、ジャン・ヴァルジャンは死んでしまうのですね。

    愛情・自由・人権・親子・家族・真の幸福などいろいろなことを考えさせられる作品でした。

    機会があれば、完訳版も読みたいです。


    【あらすじ】

    ゴルボー屋敷からジャベール警部がテナルディエ達を逮捕したところから始まります。
    マリユスもこの屋敷から去っていきます。
    ジャン・ヴァルジャンはうまく逃げ去っていました。

    マリユスは偶然テナルディエの娘エポニーヌと出会う。
    エポニーヌによってマリユスはコゼットの家を知ることになり、マリユスとコゼットは深く愛し合っていることを確かめあう。
    しかし、ジャン・ヴァルジャンは自分の愛するコゼットが離れて行ってしまうことに、悩み苦しむ。

    マリユスはパリで起こった暴動に参加しバリケードにいることをジャン・ヴァルジャンは知ることとなる。
    このバリケードには登場人物がつぎつぎと集まってくる。
    エポニーヌはマリユスを助けるために命を落とす。捕らわれの身のジャベール警部はジャン・ヴァルジャンに逃がしてもらう。
    そして、マリユスは瀕死の状態になったところをジャン・ヴァルジャンが背負い、断絶状態の実家まで運ばれる。その間、ジャン・ヴァルジャンは環境の悪い下水道をずっと背負ったまま進んでいく。

    マリユスが回復するまで何カ月もかかったが、和解した祖父はマリユスとコゼットの結婚を許してくれる。
    しかし、ジャン・ヴァルジャンにとっては、表面上は喜んでいたが内心はかなしくてしょうがなかった。

    ジャン・ヴァルジャンは悩んだ末、マリユスに全てを告白した。自分は脱獄囚だが、コゼットとは一緒にいただけで、何の関係もない。これからは会わないと約束する。
    その夜、ジャン・ヴァルジャンはコゼットを引き取った時の、小さな服を並べ泣き明かした。

    マリユスは自分を助けた人物を知らなかった。ある日、変装したテナルディエがマリユスを訪ね、自分はコゼットの秘密を知っているという。
    テナルディエはコゼットが人殺しのジャン・ヴァルジャンの娘であるといい、マリユスから金を引き出そうとしていた。
    テナルディエが殺したと思っていた人間はマリユスだった。そして、ジャン・ヴァルジャンが今まで、どれだけ人のために生きてきたかを知ることとなる。

    マリユスとコゼットはジャン・ヴァルジャンのところに会いに行くが、その時もうジャン・ヴァルジャンの命はわずかだった。
    ジャン・ヴァルジャンは「死ぬことはおそれていないが、悲しいのはもう生きられないことだ。」と言い。コゼットとマリユスに見守られ死んでいった。

  • 2016.10.16

  • 革命

  • 05/01

  • レ・ミゼラブルの原作に挫折し、これを読んだ。
    ミュージカルにも使われた挿絵がポイント高。
    原作の中で、ストーリーから脱線している部分をスッパリ切っているのでサクサク読める。
    ストーリーを追うだけならこれで十分。
    ただし、「感動度」は途中まで読んでた原作のほうが高いかも。

  • コゼットと青年(名前忘れた)の恋と、ジャンの人生の終焉、そしてフランス革命と、さまざまな人の思いと出来事が交錯して物語は終わりに向かいます。

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