二分間の冒険 (偕成社文庫)

著者 :
  • 偕成社
4.01
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本棚登録 : 1139
レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036518807

作品紹介・あらすじ

たった二分間で冒険?信じられないかもしれません。でもこれは、六年生の悟に本当におこったこと。体育館をぬけだして、ふしぎな黒ネコに出会った時から、悟の、長い長い二分間の大冒険が始まります。昭和六十年度うつのみやこども賞受賞。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  •  これはどこか児童文学として反則なんじゃないかという気がしてしまうぐらい面白かったです。91年に書かれた本書は時代に依存する部分が一切ないファンタジーなので児童文学のスタンダードとしてこれからもいつまでも読みつがれていくことと思います。そして別世界で剣と竜が登場するファンタジーではありますが、いくつかの仕掛けによりまるで小学校が舞台のような雰囲気が全編を包んでいます。そのため、面白いことに違いはないのですが、ハリー・ポッターやナルニア国物語のようなファンタジー物語よりも、いかにも小学校の推薦図書にしたいような身近さが感じられます。本当に推薦したい推薦図書と言えます。
     この物語で扱っているテーマは時間であると言えるでしょう。「モモ」と違うのは特に「若さ」が扱われていることです。物語の中途で、若者たちが一般に持つ、老人や他の若者に対する根拠ない優越感や、選ばれた特別な存在としての自己意識が、登場人物たちに投影されて描かれます。しかしおそらくこの本を読む小学生たちは自分たちのことを述べられているとは気づかないでしょう。それが皮肉で面白いと、おじさんである僕は傍観者として思いました。
     子供たち(小3と小1)は竜との対決に息を呑んで興奮していました。自分だったらこんな謎をかける、こんな方法で竜に剣でいどむと想像が膨らんで、叱るまでなかなか寝ません。物語の意外な展開にも見事にやられ、そこが面白かったと言っていました。主人公の男の子とヒロインの女の子の間の、少し大人びたそれでいて小学生らしい距離感の恋愛感情(?)にも、身をよじって喜んでいました。

  • 小学生であった、悟が子供の世界にいって、竜と戦う所から、もとの自分の世界に帰るまでがドキドキしました。
    また、面白いと思ったシーンは竜と戦っているところです。
    是非フォローしてね

  • とても 良い物語だった。後何年後 古典と呼ばれる 資格充分だと思う。

    『モモ』と同じく「時間」 『ホビットの冒険』の「なぞなぞ」 「ちがう世界に行って帰ってくる」『ナルニア国物語』 「たしかなもの」を探す旅。

    ただ、表紙のカバーの竜の絵はチョット。カバーをのけた表紙の絵の『ダレカ』にしたほうがいいのでは・・・。

  • いろいろなクイズが出されたけど、僕はわからなかった。みんなも解いてみてください。

  • 今でも時々読み返す本。でも表紙が苦手だ〜(´Д`;)枕元において眠りたくない(笑)

    内容ではないけど、文庫の作者紹介の所に岡田さんの住所が載っています。今の版にもあるのかな。個人情報の時代を感じる…。

    この本の素晴らしさは友情、恋、裏切り、大人の汚さ、協力、自分の確かさ・不確かさ等々否応でも経験して行く多くのことが詰め込まれていること。
    こんなに綺麗に物語がまとまるものか、と大人の今は思います。しかもわずか二分間の冒険で。
    悟かっこいいよ。

    ハラハラドキドキ、謎への挑戦。二分間のかくれんぼ。

    終盤の「つかまえた」は何ヵ所かあるけど、かおりの部分が好き。萌え萌え(笑)
    かおりの台詞も好き。
    この子はなんて良い女なの!

  • この本は前から気になっていたけど、
    ずっと手にとらなかった本です。
    たぶん、絵が怖かったんだろうな。
    内容ととても印象が同じだわ。

  • 再読。

    自己の認識と、社会性の芽生えを扱うジュブナイルでありながら、何よりも幾つもの謎と冒険に心躍らされるファンタジー。構成も面白く、その見せ方も気が利いていて小洒落ている。思春期の子どもたちに是非読んでほしい児童文学の傑作。

  • この感動は未だかつてない。
    これほどだとは思わなかった…!
    騙されたと思って読んでみてほしい。

    この世界で一番確かなものは?
    それは…すごい話。展開も良かった。戦いも良かった。これはどういう結末なのか先をいろいろよそしたが、全く違った。ここまで考えられていて最後も綺麗にまとめる。すごい。
    こんな話を書いてみたい。いやとうていかけない…!

    子ども向けとは思えない。これは歴代ナンバーワンだ。

  • 20171227
    有名な作品だったのに今まで読んだことがなかった。今回時間が出来て一気読みしたけれど、実に見事。すべて繋がっていく感じ。久しぶりに興奮した。

  • 小学生の頃二分で読めるのかと思って借りて読んでたら二時間くらい経っていたのを思い出します。

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著者プロフィール

森・濱田松本法律事務所 弁護士

「2020年 『資本業務提携ハンドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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