- Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036521708
感想・レビュー・書評
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いい話だった。
フランス国旗の自由・平等・博愛のすべてがある。下巻はマチアとレミの友情、ロンドンの暗黒街、投獄、スイスへの旅など、怒濤の展開です。最後には、しみじみとよかったなと思います。西洋人のいう「友情」というのが分かる気がする。
著者のマロは実直なフランスの田舎人で、父の仕事を手伝って、治安判事の経験もあるので、田舎人の生活を肌で理解していて、農民にとって雌牛がどんなに大事で、心の支えであるかとか、牛の取引がどのように行われるかということもにも詳しい描写があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
予定調和的な出来すぎのハッピーエンドに、ちょっとそれまでの流れと違って違和感。でも安心して読める。
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ちょっとつっこみどころも感じつつ、最後まで楽しく読めました。レミ、よかったね。
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読書日:2013年3月21日-22日
Original title:Sans-famille
Lemiの本当の家族が見つかった!と喜んだのは束の間。
マチア同様に怪しいと睨んで読んでいたらやっぱり偽物家族でした。
そして次は本当のお母さんとその家族が見つかった時程の感動は言葉では言い表せません。
まさか、この人がお母さんだっとは!!
この感動以降は余韻に浸ったまま一気に最後まで読み終えました。
面白かったのは、アーサーとクリスティナが恋人同士になっていた事。
出逢いも恋愛描写も何も書かれていないのに、数年経ったら何時も間にか恋人同士になって、アーサーがクリスティナを迎えに行くsceneにアーサーの想いが感じれました。