- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036523900
作品紹介・あらすじ
少年漁師・万次郎の数奇な運命を描いて直木賞を受賞した「ジョン万次郎漂流記」、岩穴にとじこめられた山椒魚の悲哀を描く「山椒魚」のほか、「屋根の上のサワン」「鯉」「休憩時間」の名作5編を収録。
感想・レビュー・書評
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万次郎や5名の漁師、波の4まにまに漂い、絶海の孤島にたどりつく。異国の船に助けられ、大海に乗り出す。ますます故国を遠ざかり、日本人ではじめてアメリカにわたる。
1841年日本
(『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介) -
万次郎は、数奇な運命であるが、世界を見知る経験をしている。また、語学力は、凄まじいものだったろう。井伏鱒二は、それを知らしめてくれた。鱒二は、過去の方と思っていたら、平成5年迄生きていた身近な方だった。
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2021/2/14 読了
歴史の教科書でしか名前を見なかったジョン万次郎。勝手に元から優秀な人なんだろうなーと思っていたけど、波瀾万丈な人生でびっくりした。 -
ジョン万次郎の話が知りたくて読みました。
以前、漂流の話を読んだ時も思いましたが、外国の人達は、漂流者をとても親身にに助けるんだなと感じました。
他の話は、言葉が難しくて理解しずらかったです。 -
「山椒魚」は教科書に載っていた。いま読んでも、なんだかよくわからない話だ。その「なんだかよくわからない」点が井伏鱒二の味なんだろう。ぼくの趣味ではないけれど。
「作者の言いたいことを述べなさい」みたいな試験問題があったことを思い出す。「作者の言いたいこと」はなんだかわからないが「採点をする先生が書いてほしいこと」は簡単にわかるので、現国の成績はいつもよかった。今だったら「”作者の言いたいこと”を数十文字で書けるのなら、作者は小説を書く必要はありません。ここに解答を書くなら山椒魚をまる写しするしかなく、スペースも時間も足りません」みたいなことを書いて、0点をもらうことになっただろう。
ジョン万次郎の話が読みたかったのだが、あらすじ紹介みたいで、期待はずれだった。 -
(チラ見!/文庫)
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未読