ジョン万次郎漂流記 (偕成社文庫 3239)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 173
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036523900

作品紹介・あらすじ

少年漁師・万次郎の数奇な運命を描いて直木賞を受賞した「ジョン万次郎漂流記」、岩穴にとじこめられた山椒魚の悲哀を描く「山椒魚」のほか、「屋根の上のサワン」「鯉」「休憩時間」の名作5編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • いつか読みたいと思ってたジョンマン。
    波瀾万丈とはこのことか。
    世の中何が起こるかはわからない。
    一つ言えるのはより困難な道を選ぼうということ。
    今のところ自分にはできていない。

  • 万次郎や5名の漁師、波の4まにまに漂い、絶海の孤島にたどりつく。異国の船に助けられ、大海に乗り出す。ますます故国を遠ざかり、日本人ではじめてアメリカにわたる。

    1841年日本

    (『キラキラ子どもブックトーク』玉川大学出版部より紹介)

  • 万次郎は、数奇な運命であるが、世界を見知る経験をしている。また、語学力は、凄まじいものだったろう。井伏鱒二は、それを知らしめてくれた。鱒二は、過去の方と思っていたら、平成5年迄生きていた身近な方だった。

  • 2021/2/14 読了
    歴史の教科書でしか名前を見なかったジョン万次郎。勝手に元から優秀な人なんだろうなーと思っていたけど、波瀾万丈な人生でびっくりした。

  • むちゃくちゃおもしろかったです!アホウドリ食べてしのいでたんですね。。クジラを獲りたかったのですね。。

  • ジョン万次郎の話が知りたくて読みました。
    以前、漂流の話を読んだ時も思いましたが、外国の人達は、漂流者をとても親身にに助けるんだなと感じました。

    他の話は、言葉が難しくて理解しずらかったです。

  • 「山椒魚」は教科書に載っていた。いま読んでも、なんだかよくわからない話だ。その「なんだかよくわからない」点が井伏鱒二の味なんだろう。ぼくの趣味ではないけれど。

    「作者の言いたいことを述べなさい」みたいな試験問題があったことを思い出す。「作者の言いたいこと」はなんだかわからないが「採点をする先生が書いてほしいこと」は簡単にわかるので、現国の成績はいつもよかった。今だったら「”作者の言いたいこと”を数十文字で書けるのなら、作者は小説を書く必要はありません。ここに解答を書くなら山椒魚をまる写しするしかなく、スペースも時間も足りません」みたいなことを書いて、0点をもらうことになっただろう。

    ジョン万次郎の話が読みたかったのだが、あらすじ紹介みたいで、期待はずれだった。

  • (チラ見!/文庫)

  • ジョン万次郎が、文庫で出ていることを、岩波の「図書館に行こう」を読んで知りました。
    子供の頃、冒険物語が好きで、子供向けのものを読みました。
    久しぶりに、読んでみると、人の苦労が分かるようになっている自分に気がつきました

  • 未読

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著者プロフィール

井伏鱒二 (1898‐1993)
広島県深安郡加茂村(現、福山市加茂町)出身。小説家。本名は井伏満寿二(いぶしますじ)。中学時代より画家を志すが、大学入学時より文学に転向する。『山椒魚』『ジョン万次郎漂流記』(直木賞受賞)『本日休診』『黒い雨』(野間文芸賞)『荻窪風土記』などの小説・随筆で有名。

「2023年 『対訳 厄除け詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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