家なき娘 (上) (偕成社文庫 3244)

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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036524402

感想・レビュー・書評

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  • 世界名作劇場の中で一番大好きなペリーヌ物語の原作。全然知らなかったけど、この間声優の鶴ひろみさんの訃報がニュースになった時に、このペリーヌ物語が鶴さんデビューの作品だと知ってなおさら心に残る作品になった。
    アニメは原作にはないパリに着くまでの様子も補完してあるしオリジナルキャラクターも出てくるが、アニメはアニメ、原作は原作でとても面白い。
    もちろん多くの人に助けられて生きている主人公だが、自分でも諦めないし工夫もして生きている。優しく賢いところも魅力的。

  • 詳しくは下巻に書きましたが、全世界の経営者必読の書、といっても過言ではない。特に、経団連の偉い人たちはこの本を読んで顔を洗って出直すことをお勧めする。

  • アニメ、ペリーヌ物語の原作ですが、アニメが良く作られていたんだなぁと感服する。

  • 教育の名著。改めて読み直してみても、社会人である現在の自分自身にもたくさんの気付きがあった。今後、何度も読み返したいと思う。

  • 以前何かで読んだのだが、そのとき記憶よりもペリーヌが過酷な目に遭っていた……ちょっとびっくり。やっぱり小屋で暮らし始めていろいろ知恵を絞るくだりが秀逸。あの部分が読みたくて読んだようなものだ。

    • ふぃんさん
      懐かしい書名をこちらで見つけてびっくり。偕成社文庫に入っていたのですね。早速買いにいってきます。私も川原で水鳥の卵を見つけて炒り卵に…のあた...
      懐かしい書名をこちらで見つけてびっくり。偕成社文庫に入っていたのですね。早速買いにいってきます。私も川原で水鳥の卵を見つけて炒り卵に…のあたりが大好きです。
      2014/09/02
  • 人を疑うことなく自分の力で生き抜く術をみつけ幼いのに洞察力、忍耐、プライドがなくてはこんな人格は身につかないだろうなぁ。自分を持っているので他人と比較しないだから卑屈になっていない。
    子どもの頃から他人のせいにしたり、言動を気にしたり、少しでも自分の意に反することしたら嫌いになったりする自分は生活面、身の危険まったく心配することなく暮らしているけど生命力はない。どん底から這い上がるにはどうすればいいのか教えてくれる一冊。

  • 読む前から可哀想なので、止めた…

  • (ほとんどアニメ版との比較)
    アニメ世界名作劇場「ペリーヌ物語」を先月初見で見始めて54話全部観た。ものすごく面白かったので原作が気になり読み始めたのだけれど、いきなりパリに着いたところからで、アニメ版前半のロードムービーはオリジナル要素だと知った。
    アニメではボスニアからパリまで約1,500kmをロバと小さな馬車で母娘が交代でロバを引きながら進む過酷な旅、途中アルプス越えなどもあったけれど、あれはオリジナル要素だったんだ。
    アニメ版を見始めたとき過酷な旅がメインだと思ってたのでマロクールに着いてからはつまらなくなるだろうなと思ってたのに、マロクールについてからのドラマチックな展開にひきこまれてとても楽しめた。それは原作がマロクールメインだったからなんだと読んで知って感慨深い。
    道中あまりの貧しさと飢えに落ちてる小銭を探したり、小枝や葉っぱを食べたり、原作のペリーヌはますます可哀想だった。
    そして犬のバロンがいない!!
    そりゃそうだよね。(下巻に続く)

  • 読書日:2012年8月27日-28日
    Original title:En-famille.
    Franceへ向かう途中で父親が、Parisで母親が死んで天涯孤独になった年端もいかないPerrine。
    Parisで母親が亡くなった時世話をしてくれた公爵夫人達の優しさに心が沁み入りました。
    雷雨の森の中で白樺の木で食べ物を凌いだり、
    極限まで辛苦を味わい無事にマクロールへ着いた時は感無量でした。
    それにしてもまだ幼いのに
    一人で小屋を見付けて即暮らす様に引っ越して手入れしたり
    自分で靴や服を作ったり、生活力の高さに驚きました。
    母がIndia人、父がFrance人なので2カ国語が話せる彼女は、
    これを活かして通訳を務める事になりました。
    これからのマクロールでの生活がどんな物になるのか楽しみです。

  • 両親を亡くし、パリから必死に歩いたり白樺を食べようとしたりして実の祖父を訪ねるけなげな少女ペリーヌの話。ペリーヌは最初自分のとても好きなロバを売った。ロバを売るときも友だちを売るような感覚だったと思う。実の祖父は父を勘当していることから、オーレリーと名を変えて祖父が経営する工場の英語の通訳として働いていく。苦難に耐えて必死に前を向いてひたむきに生きていく姿があった。

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