透明人間 [完訳版] (偕成社文庫)

著者 :
制作 : 佐竹 美保  雨沢 泰 
  • 偕成社
3.68
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本棚登録 : 125
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036524808

感想・レビュー・書評

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  • 「ある雪の日、男が宿屋に来る。目深にかぶった帽子、包帯で隠された顔、室内でもマフラーを巻いたまま。怪しげな男は一体何者なのか、、、?」

    本編でもどこかで出てきていたが、まさに「悪魔に取り憑かれた」と思ってしまう言動の数々。何らかの学問や研究に携わっている人は多かれ少なかれこういうものなのだろうか。寝食を忘れて没頭する情熱の危うさ。

    彼の最初の研究も、それが完成した後の研究も、欲しかったはずの【周りからの賞賛】【友人】【家族】【仕事(金銭)】を自らの手で壊しながら事件を大きくしていくのが恐ろしくもあり、哀れでもある。

    透明であろうがなかろうが、周りとの共存はいくらでも方法はあったと思うんだけどなぁ。

    結末のあっけなさに少し驚いて、読み終えた瞬間は「この後ももう少しだけ書いて欲しかった」と思ったが、何を書いても蛇足だろうし、これでいいのかな。

    怪物だと騒がれた彼も、結局はただの人間だったのか。

  • この透明人間は至る所で事件を起こしてしまいます。始めの話は ん? という話ですが根気よく読めば面白いです。大人も読めますよ!

  • 今更言うまでもない名作。


    『タイムマシン』も読んだけど、ヒットラーの行動すら先読みしてしまうH.G.ウェルズは本当に頭がよかったんだなあと。

  • 読んだのは違う版だと思うけれど、とりあえず。

  • とりあえず、何かを研究する時には借家を使わないようにしようと思います。
    内容は意外と理にかなった内容であり、学者である作者の知性がうかがえます。
    主人公の悲壮感が良いですね。

  • サウンド文学館・パルナス「ウェルズ 透明人間 ステレオ・ドラマ」
    後味の悪い話だ。
    ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」は、アイデアが斬新でその後同じモチーフの話が次々と作られた。けど、小説としては三流だ。この話もそれと同じじゃないかな。

  •  私はこの作品を少々甘く見ていたようだ。光の透過率を限りなく高めただけなのかと思いきや、光の屈折率からアプローチしていて、さらに体の色素タンパク質のことまで考慮、言及している。そこは流石、生物学での学位を取った作者の貫禄といえよう。
     主人公の努力もむなしく長年の研究の末作り上げた透明人間の技術は弱点だらけ、後年の作品で透明人間の性能にランクがある、といった作品があるかもしれない。

  • 雪どけの始まった、冬の終わり、その風変わりな男は、アイピング村にあらわれた。怪しいいでたちで、実験道具とおぼしき荷物を大量にはこびこみ、いつも顔は包帯でぐるぐるまき。謎の男は、宿屋で数カ月の間、実験をしている様子だったが、やがて、忽然と消えてしまう。
    『タイムマシン』『モロー博士の島』等で有名なSF小説の父H・G・ウェルズ。彼の作品の中でも特に小説としての完成度の高い作品。小学上級から。

  • 帝都少年少女探偵団ノートを受けて読了。
    あまり外国文学は読んでいないので挑戦しました。
    やはり、馴染めない…。
    が、図書館員として、ザ・名作は押さえとかないと

  • n.

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