飛ぶ教室 完訳版 (偕成社文庫)

制作 : フジモト マサル  Erich K¨asthner  若松 宣子 
  • 偕成社
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本棚登録 : 69
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036525508

感想・レビュー・書評

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  • クリスマス直前のギムナジウム(高等学校)の寄宿舎が舞台。

    優等生で絵が好きなマルティン。辛い過去を持ち作家になる夢を抱くジョニー。食いしん坊でけんかが強いマティアス。体が小さく気が弱いことを悩むウリ。頭のいい皮肉屋ゼバスチャン。

    すでに小さな紳士と言ってもいいような素敵な男の子たち。愛情深い大人たち。

    とっておきの日に両親に会えないこと、父親に捨てられてしまったこと、貧しさ、時に残酷なことをしでかす同級生…。
    子供であっても辛いことは辛い。
    子供だからこそ辛いのかもしれない。
    でも、こんな子供時代を過ごせた彼らがちょっとうらやましい。

  • 高・冬休み用に

  •  素敵なおはなしでした。もっと幼い頃に読みたかったなぁ。
     エーガーラントとゼバスチャンが好き。マティアスとウリの関係も好き。みんながくじけないで大人になってくれたらいいなと思います。

  • あまりに有名な児童文学で、逆に、いつでも読めると思って読んでいなかった。初めてケストナー読んだ!訳が新しいので違和感なく読めたのも良かった(ところどころ??な所があったけど。ドイツ独特の言い回しなのかな)。素直で暖かい気持ちになれる名作。

    登場人物全員があまりに魅力的で良い子達なので、複雑な人間関係に疲れた今の子が読んでも物足りないのでは…と思うけどどうだろう?

  • 国家から女性まで品格流行りの昨今、これほど品格の備わった児童文学があるでしょうか。
    若松宣子氏によるひっそりとしたたたずまいの訳、著者ケストナー自身から直接発せられるメッセージの質、そしてこの登場人物たちの生きる姿勢ときたら!
    必ずしも無傷で輝いている訳ではないのに、誇りと、互いへの信頼に満ちた、ひとびとの幸せそうなさま!
    毎日に疲れ、自己嫌悪に汚れてしまった我と我が身が、少し、ほんの少し、清められ、更生できたような気持ちにすらなる。
    もう一度、いや二度三度、繰り返し味わいたい良書です。長く生き残るものには、わけがあるということを、見せつけられたのでした。

  • この季節は読み返したくなる本が多いのだけど、今年はこの本を。
    ちっちゃい子とおおきな子が仲良しだったり、先生と禁煙さんが仲良しだったり、仲良きことは美しき哉という言葉を思い出します。

  • 高橋健二さんの翻訳のものを読みました

  • 若松さんの訳本も同時平行で読んだ。原文により忠実そうな気がするけれど、中学生のはずの男の子達のことばが小学生くらいに聞こえる。「やんなっちゃうな!」ってあんまり言わないですよ?注は親切。

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