- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036525508
感想・レビュー・書評
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クリスマス直前のギムナジウム(高等学校)の寄宿舎が舞台。
優等生で絵が好きなマルティン。辛い過去を持ち作家になる夢を抱くジョニー。食いしん坊でけんかが強いマティアス。体が小さく気が弱いことを悩むウリ。頭のいい皮肉屋ゼバスチャン。
すでに小さな紳士と言ってもいいような素敵な男の子たち。愛情深い大人たち。
とっておきの日に両親に会えないこと、父親に捨てられてしまったこと、貧しさ、時に残酷なことをしでかす同級生…。
子供であっても辛いことは辛い。
子供だからこそ辛いのかもしれない。
でも、こんな子供時代を過ごせた彼らがちょっとうらやましい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまりに有名な児童文学で、逆に、いつでも読めると思って読んでいなかった。初めてケストナー読んだ!訳が新しいので違和感なく読めたのも良かった(ところどころ??な所があったけど。ドイツ独特の言い回しなのかな)。素直で暖かい気持ちになれる名作。
登場人物全員があまりに魅力的で良い子達なので、複雑な人間関係に疲れた今の子が読んでも物足りないのでは…と思うけどどうだろう? -
高橋健二さんの翻訳のものを読みました
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若松さんの訳本も同時平行で読んだ。原文により忠実そうな気がするけれど、中学生のはずの男の子達のことばが小学生くらいに聞こえる。「やんなっちゃうな!」ってあんまり言わないですよ?注は親切。