私のアンネ=フランク (偕成社の創作文学(29))

著者 :
制作 : 司 修 
  • 偕成社
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本棚登録 : 36
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037202903

感想・レビュー・書評

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  • 蕗子、直樹、ゆう子の三人がそれぞれに、日々の暮らしの中で、(人類の)歴史や過去に向き合うきっかけを得て、考えを深めるという小説。答えはない、と思われることに対してどう考えるか、答えではなく向き合い方が示されているように感じた。

  • チョット難しい話でした。
    ナチスドイツとユダヤの少女。
    ここの背景をよく知らないと、話の内容を掴むのに苦労するかもしれません。私は漫画世界の伝記でアンネフランクを軽く勉強してから読みました。
    自由に生きられない悲しみと、そして戦争でどんどんと荒んでいく奴隷支配的な収容所の話 への怒りを、感じました。

  • これもメルマガネタのためにン十年ぶりの再読。
    シリーズ3作目。テーマはタイトル通り。

    ★あらすじ
    13歳の夏、誕生日に蕗子ママから『アンネの日記』と日記帳をもらったゆう子は、アンネが何者か知らないままに「アンネ様」と呼びかけた日記を書き始める。
    また同時に娘に『アンネの日記』をプレゼントした蕗子ママは、自分がアンネと同年齢だということを発見し、ショックを受け、彼女もまたアンネ宛てに日記を書き始める。そしてアンネを意識しながら一夏を過ごすうちに、何者かに導かれるように、アウシュビッツ訪問の機会を得る。

    ★感想
    2人につられたみたいに、大学生になった直樹兄ちゃんもアンネに向けて、日本の元号法制化問題などについての手紙を書いたりするんですが、やはりゆう子と蕗子ママの日記が大きな2つの流れでしょう。
    日記を書いているうちにふたりが行き着いたのは、同じ「目玉のない鬼」でした(とある民話に出てくる鬼なんですけども)。
    鬼が象徴しているのは「ファシズム」であるというのは、ハッキリとわかります。
    しかし、その鬼が「返せ!」と、民話の若者や、ゆう子やママを脅し責め立てて取りもどそうとしている「鬼の目玉」は、一体何を象徴しているのでしょう? 
    作中でも、目玉とは何か、ハッキリとした答えは述べられていません。
    小学生の時はするっと読めてしまったと思われるソレが、大人になって再読した今、妙にひっかかります。

  • 小学校の図書室で読んだ
    くりかえしくりかえし読んだ

  • いわれなきにくしみの、いつの間にか流される日常の、忘却の、恐ろしさと悲しさとキケンさを日常生活の中に描き出した秀作。直樹とゆう子という兄妹の成長と共に語りつがれる日本人の過去、罪。次の世代に必ず伝えていかねばならない本です。

  • アンネ・フランクはもちろん、ユダヤ人迫害や日本の問題についても書かれています。小学校のときに読んで忘れられず、中3になって改めて読み直しました。思うことが多い作品。

  • 「直樹とゆう子の物語」。テーマは“アンネの日記”に絡めたユダヤ問題。
    この作品は娘・ゆう子と、母親・蕗子の日記形式で進められ、兄直樹は間接的に登場する。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。児童文学作家。戦時中の1943年、童話『とかげのぼうや』を執筆。戦後、坪田譲治に師事し、1951年に『貝になった子供』を出版。1955年、瀬川拓男と結婚後、ともに民話の採訪に取り組み、共著『信濃の民話』『秋田の民話』を皮切りに、民話の採録・再話をつづける。
『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞)、『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞)以降のモモちゃんシリーズ、『いないいないばあ』以降の「あかちゃんの本」シリーズや「あかちゃんのわらべうた」シリーズ、『朝鮮の民話』全3巻、『私のアンネ=フランク』(日本児童文学者協会)、『あの世からの火』(小学館文学賞)など著書多数。民話に関する著作に『昔話十二か月』全12巻、『現代民話考』全12巻、『現代の民話』など。

「2014年 『民話の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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