のこされた日記

制作 : 山野辺 進  熊谷 伊久栄 
  • 偕成社
4.14
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本棚登録 : 11
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037261603

感想・レビュー・書評

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  • ドライブ中に遭遇した事故の現場で手にした
    はねられた少女の残した日記。

    そこには、ひとりの少女が家出をしてからの
    ひと月半の行動と、心の動きが、克明に記されていた。


    日本では1981年発行。
    子どものころに読んだことがあったわけではなく、
    偶然タイトルを目にして、読んでみた。

    印象的な言葉や文章も多く、
    10代で読んでたら、また、違う心の残り方をしただろうな。

    主人公の15歳の少女が、
    ぐるぐると思考しながら、自分なりの真実を探していき・・・

    結末にショックを受けたけれど、
    生活の中で「生きる」ことに向き合うのはむずかしく、
    死を目の前にしたとき、はじめて、真剣に向き合うことが
    できたりするのだとも、思うのでした。

  • 図書館でよく借りてたから、という理由で、何故か購入しなかった1冊。そして、気が付けば、入手不可能で、原書すら手に入らないという有様。「買いたい時に買っておけ」という教訓が私の中に根付いた1冊です。
    そして、国境を越えるのに、海を渡らなくていいんだ、と大陸続きの国境線に憧れたという。
    死ぬまでに、もう一度でいいから読みたいですね。自分の本棚にあれば、多分一番手前に常に置いておくと思います。

  • 文章表現のすごみを一番最初に感じた本
    私もこんな道を行くんだと思った
    実話だと思っていて、そうでないとわかってからはしばらく絶望した
    私は戦場に生まれた
    家は見えない

  • 13歳で出会う。
    実話だと思っていた。創作と知った時はショックだった。
    放浪嗜好を覚醒させた本かもしれない。
    ありきたりだけど、共感、という感覚が一番しっくりくる。

    人は、一生に一度はずぶ濡れになって洞窟の中から雨を眺めるべきだ。

    ナショナルロードのイメージとも重なる。地平線の向こうに家があるの?

    私は戦場に生まれた。
    間違いなく、私は戦場に生まれたんだ。

  • 途中までしか読んでいないけど

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