- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037261603
感想・レビュー・書評
-
ドライブ中に遭遇した事故の現場で手にした
はねられた少女の残した日記。
そこには、ひとりの少女が家出をしてからの
ひと月半の行動と、心の動きが、克明に記されていた。
日本では1981年発行。
子どものころに読んだことがあったわけではなく、
偶然タイトルを目にして、読んでみた。
印象的な言葉や文章も多く、
10代で読んでたら、また、違う心の残り方をしただろうな。
主人公の15歳の少女が、
ぐるぐると思考しながら、自分なりの真実を探していき・・・
結末にショックを受けたけれど、
生活の中で「生きる」ことに向き合うのはむずかしく、
死を目の前にしたとき、はじめて、真剣に向き合うことが
できたりするのだとも、思うのでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でよく借りてたから、という理由で、何故か購入しなかった1冊。そして、気が付けば、入手不可能で、原書すら手に入らないという有様。「買いたい時に買っておけ」という教訓が私の中に根付いた1冊です。
そして、国境を越えるのに、海を渡らなくていいんだ、と大陸続きの国境線に憧れたという。
死ぬまでに、もう一度でいいから読みたいですね。自分の本棚にあれば、多分一番手前に常に置いておくと思います。 -
文章表現のすごみを一番最初に感じた本
私もこんな道を行くんだと思った
実話だと思っていて、そうでないとわかってからはしばらく絶望した
私は戦場に生まれた
家は見えない -
13歳で出会う。
実話だと思っていた。創作と知った時はショックだった。
放浪嗜好を覚醒させた本かもしれない。
ありきたりだけど、共感、という感覚が一番しっくりくる。
人は、一生に一度はずぶ濡れになって洞窟の中から雨を眺めるべきだ。
ナショナルロードのイメージとも重なる。地平線の向こうに家があるの?
私は戦場に生まれた。
間違いなく、私は戦場に生まれたんだ。
-
途中までしか読んでいないけど