魔女集会通り26番地

  • 偕成社
4.21
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本棚登録 : 93
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037262600

感想・レビュー・書評

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  • 違う訳と題名でも出ているけどこっちのほうが大好き。面白いの連続で、そしてDWJお得意の急転直下な展開。DWJにはまった一冊。この人の本の中で一番好き。

  • 小学生の頃に大好きだった本で、図書館で借りて何度も読み返していましたが、やっと入手できる日が来ました。やっぱり好きだなあ……実の姉に虐げられて育ってきたキャットが、「クレストマンシー」という謎の人物の城!にひきとられるが、姉は彼に反抗してばかり……というお話。ラストは驚愕。もうトラウマもんです。このトラウマもんが忘れられず、ディアナ=ウィン=ジョーンズ =ダイアナ・ウィン・ジョーンズの魅力にはまってしまったのです。
    のちに「クレストマンシー」シリーズの第一作「魔女と暮らせば」として復刊しましたが、このタイトルの訳のほうが好きでたまりません。姉のグゥェンダリンがいじわるだけど魅力的で素敵。

  • 魔女のはなし

  • 2000年代以降の訳以外のもの、初めて読んだかも。
    昔ながらの児童文学的な文章にまとめられていて、新鮮。あまり超えている感覚は見えてこなかったです。
    シャープさんからの手紙には、「第七官界彷徨」のおばあさん的郷愁で切なくなり、さらには「さよりなパラレル」か!と驚きでした。

  • なんか読んだことあるなと思ったら、徳間書店で「魔女と暮せば」と言うタイトルを変えて出版されていて、自分はそっちを先に読んだのかと。
    訳されたのも結構前だから、正直その訳し方の雰囲気とか読みやすさでは魔女と暮せばの方が好き!
    でもやっぱりダイアナさんの書くファンタジーって面白いなぁ・・・

    クレストマンシーが堪らなく格好良い!

  • 児童書第2弾。
    中学生の頃から途中までは何回も読んだけど、最後まで読んでなかった作品。


    途中までを何回も読んだので、前半のグウェンダリンが仕掛ける数々の悪戯が読んでて1番面白かった。
    ジャネットよりもグウェンダリンのほうが好きってのもある、というかグウェンダリンが登場人物の中で1番好き。怒りをあらわにしてじだんだ踏むシーンはたまらなくキュート(ここは『可愛い』という表現ではない)


    そういえば、この本は新訳があるそうな。
    新訳版も良いけど、この本の表紙の絵も結構良い。
    図書館で探してみると良いかも。

  • 私にファンタジーの面白さ、そして何よりも背に冷汗が流れるような、足元が崩れるような恐ろしさを与えたのは貴女でした。

    市の図書館の暗い書棚で、古くてもう表紙も剥がれかけた貴女の本を手に、そこにまるで毒でもあるように、魔法でもかけられるように、脅えながらも貪るように読んだ。

    小学生低学年の私にはとても怖くて、読み終わってからは少し距離を置いた。
    長じてから探しても新装判では題名が変わっていて、内容だけは覚えていたけど、あの本をもう一度見付け出すのにはとても苦労したっけ。

    貴女の本が大好きでした。

    もうあなたの新しい本が読めない。
    もう貴女の本がつくる優しくておそろしい魔法について聞けない。

    それがとても淋しい。

  • ○あらすじ
    魔女の姉グウェンダリンと弟のキャットは、両親がそろって亡くなり、ひょんなことから大魔法使いと恐れられているクレストマンシーの城で暮らすことになります。魔女としての力をクレストマンシーに認めさせたいグウェンダリンは、何かと魔法で問題を起こすのですが…。
    (あらすじは参考程度でお願いします。)

    ☆感想☆
    野望多き姉とそれにしがみついている小心者の弟。
    一体、どんな展開になるのかとドキドキしながら読みました。
    中盤から後半にかけては、続きが気になって本を離せなくなるくらいで…(苦笑
    グウェンダリンの強烈な印象が強いので(本に掲載されているあらすじもグウェンダリンを中心に書かれているし)、彼女の話かと思いきや、最初から語られるのはキャット目線なんですよね(爆

    色んなところにタネが隠されていて、不思議がいっぱいで、面白さの詰まった、読了後にもう一度読み返したくなってしまう…そんな作品でした。

  • 小学生の頃に初めて読んで、20年近く経った今でも、お気に入りから離れない本。
    大人っぽい不思議なイラストの表紙と人間味溢れる魔法使い達が魅力。
    何の代償もない安易な魔法じゃないところや鏡やマッチ箱など、ものに封印されている所。
    ラストのぐるぐる廻る魔法は、自分もその渦に巻き込まれたような感覚に…
    印象深い作品です。

  • おもしろいっていう点に関してはいうことなし。
    ジョーンズは一流ミステリー並みの怒涛のラストを書きあげちゃう天才。

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掛川恭子の作品

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