ギュレギュレ!

著者 :
制作 : 樋口 たつの 
  • 偕成社
3.53
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本棚登録 : 46
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037272401

感想・レビュー・書評

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  • ある朝のことでした。「ごめんください!」とマンションのドアに体当たりするかのような音が聞こえました。・・・これが不思議のはじまりだったのです。
    トルコ帽子に鼻の下にヒゲを生やした男。浅黒い顔で、年は30歳くらいにも見えたし50歳くらいにも見える。白いシャツに赤いベスト。ズボンはダブダブで黒い靴はとがった先が上を向いている。そして、トルコ語まじりに話す。
    「ギュナイドゥン!」(トルコ語でおはよう)

    いかにも怪しい、このセールスマンが売るのはちょっとかわった商品だ。
    空飛ぶ絨毯・・・ではなく、玄関マット。それを入れてきた見えない(見えなくする)入れ物。合わせて5万円。


    さてさて、かわったトルコ人の商品はどれも不思議なものばかり。

  • なかなか面白かった。ギュレギュレ!の意味はさよなら(送り出すほうから)
    小3~

  • 文句なしに楽しかった!
    いいなあ・・・

  •  トルコ人らしき押し売りがいきなりやって来て、不思議な商品を売りつけていくお話。
     商品そのものはすごいおもしろいし、欲しいな、て思えるものばっかりなんだけど、それよりも語り部の「わたし」が、イラストを見る限り、そこそこ若い男なのに、なぜか毎日暇そうにしてるのが気になっちゃって、ちょっとそれどころじゃなかった。
     別に語り部が社会人か学生か無職かは、話自体に関係ないから、描写がなくてもいいんだけど、でも何で毎日そんなに暇そうなの、て。

  • マンションの部屋をたずねてきたのは奇妙なトルコ人だった

    見えない円柱形の穴からじゅうたんを取り出して
    右の手のひらをつきだした

    「五千円ですか?」
    「五億円ですよ」
    「うちには、五億円どころか、五万円だってありませんから」
    「オーケー、商談成立ですな。いやはや、あなたは商売じょうずだ。
     いいでしょう。四万九千九百九十九円でおゆずりします」
    「それ、どういうことです?」
    「だって、五万円はないんでしょう。
     ということは、四万九千九百九十九円ならあるってことでしょう」

    うまいこと買わされてしまったじゅうたんは
    なんと空飛ぶじゅうたんだった

    それからそのトルコ人は、ときどきやってきては
    見えない浮島、電気雲、魔女の出る掛け時計など
    ふしぎなものを売りつけてきて...

    突飛な発想とことばあそびとヘリクツでできた本
    斉藤洋の真骨頂はこの路線にある

    鞍上(通勤電車)読書中、思わずふきだした

  • ある日突然トルコ人のセールスマンがドアをたたき、不思議なものを売りに来た。登場人物はこのトルコ人と「わたし」の二人だけなのだが、二人のやり取りがすごくおもしろいし、商品の不思議っぷりも楽しくて夢がある。おもしろかった。

  • 「ごめんください!」ある朝マンションのドアの前にふしぎな男が立っていました。白いシャツに赤いベスト、だぶだぶの白いズボンをはいて、トルコ帽をかぶり、鼻の下にひげをはやしています。
    男は言いました。「ギュナイドゥン!」
    ※ギュナイドゥンというのは、トルコ語で、おはようという意味。
    じゅうたんを売ろうとする男に、「まにあってます。」と「わたし」は断ろうとしますが…
    「あなた、それ、駅前の百円ショップで買ったんでしょう。だめですよ。玄関マットは、おうちにきたお客様が最初に見るものですよ。それを百円で買うなんて…!」
    なんだかんだで売りつけられた玄関マットは、しかし空飛ぶふしぎな玄関マットだったのです。

    たびたびやってきては、ふしぎな品物を売っていく、謎のトルコ人とのやりとりも楽しい一冊。
    さて、題名になっている「ギュレギュレ!」はトルコ語ですが、一体どういう意味でしょうか?

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。その他「ペンギンたんけんたい」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、/講談社、「白狐魔記」シリーズ/偕成社、「西遊記」シリーズ/理論社 「ナツカのおばけ事件簿」シリーズ/あかね書房、など著書多数。

「2018年 『古事記─日本のはじまり─』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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