- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037380304
感想・レビュー・書評
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言わずと知れたホームズシリーズでも人気の一冊。
緋色の習作ではホームズシリーズの基盤を作り、四つのサインでは推理要素に加え波乱に満ちた追走劇があった。
そして今回は不気味な魔犬伝説に相次ぐ犬の目撃情報、荒涼な大地に底なし沼…薄気味悪いホラー要素が取り込まれている。
ただの推理小説でなく、現在のミステリに通ずるところがあるだろう。
堅苦しい推理小説が苦手という方にも、読みやすいホームズシリーズの一作である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり解説でこの先のシリーズのネタバレされるんだけど、これはもうホームズくらい知ってろよってことなのだろうか。
時代が違うから仕方ないんだろうけど、トリックがトンデモすぎるな~と思ってしまう。 -
図書館にて。
今、日本版のリメイクドラマの本作の映画が公開になっていて、コマーシャルが面白そうだったので、まずは小説からと借りてみた。
古めかしい文体が懐かしく、ホームズの独特の性格も、ワトソンのそんなに仕事ができない感じも実はあまり好きではなかったことを思い出した。
子どものころ、シャーロックホームズのシリーズはいくつか読んだけれど、この本を読んだかは覚えていない。
謎も多く、あまり面白くなかったように今回感じたのは私の方に余裕がなかったのかな。
残念。 -
わりと好きな翻訳なのだが、ホームズが犯人の出自を語る場面で、非常にわかりにくい部分があった。原文を読んで確認したほどだ。
この本の読者層を考えると、もっとわかりやすい訳に改める必要があるのでは。大人向けの他の訳では、もっとスマートに訳されているのだから。 -
心霊的と思われるような事件であっても分析や推理により、実際に犯人を探し当ててしまうのは凄いと思った。
このような推理力が、ホームズ作品の魅力なのかなと感じた。 -
面白かったけど、犯人が捕まらずに終わるのはなんだかすっきりしないなーって思いました。
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推理だけではなく、恐怖感を煽ってくるのがドキドキしました。
ホームズが意外にも動揺したりと、魅力的でした。
ワトスン先生のレベルがどんどん上げられていってますね(笑) -
このホームズはかなり好き!解決前のワトスンとドキドキしながら調査を進めるのも、ホームズが現れて犯人を追い詰めるのもスピード感があって読むのがやめられなかった
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ホームズ作品の中でも一番の秀作。
荒野。殺人犯。底なし沼。巨大な青白い犬。伝説。二重・三重にも練られたストーリ展開。
ダートムアにいつか行ってみたいなあ。 -
チビ1号、移動図書館にて
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ホームズに出会って、私の探偵小説好きが始まった。中でも特に好きな作品。
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2014年3月18日
<THE HOUND OF THE BASKERVILLES>
装丁/市川英夫&プラスB
さし絵/シドニー・パジェット(Sidney Paget) -
中学以来に読み直してみて、読みやすさにびっくりした。
名作は色あせないね。この全集読んでから、結構な数の推理小説読んできたけど、やっぱりシャーロックホームズが原点だ。 -
荒野と、魔犬。
ミステリーであり、ホラーっぽい英国ゴシックのような。
寂し雰囲気がとても好き。 -
2009年10月17日読了♪
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これを読んだ次の週に、家の玄関にオオカミがいたのだけど誰も信じてくれない。
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この一冊は、シャーロック・ホームズシリーズの中でも特に怪奇的な事件が収録されている一冊だと思います。この巻まるまるシャーロック・ホームズがひとつの事件をめぐって動きまわります。最初のほうから、ホームズの推理が冴えわたります。魔犬伝説、不可解な死をとげたバスカヴィル家の当主であるチャールズ。とても、怪奇的で面白い事件だと思います。ミステリー好きな人は見たほうがいいと思います。是非みなさんも読んでみては?