たまごやきとウインナーと (偕成社コレクション)

  • 偕成社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (154ページ) / ISBN・EAN: 9784037440107

感想・レビュー・書評

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  • 村中さん追っかけ中。あかん、これは辛すぎる。「読むことによって読者が癒されるのではなく、読まれることによって、物語が癒されていく—そういうことがあってもいいのではないでしょうか。」と見返しで村中さんが書かれているとおりの内容でした。いろんな家族のカタチがあるけれど、こんなカタチにしかならない家族もある。読まれることで癒されて欲しい、切実に願ってしまいました。

  • きょう借りてきてきょう読了。とあるところで話題になって読んでみた村中李衣さん。
    読んでみてから知ったことだけれど、どれも小学校三年生くらいを主人公にした、表題作を含む短篇集。どのこも「家庭」のどこかにきしみを抱える家で、いろいろな思いを内に抱えつつ静かにしずかに「こども」として生きる。その思いは時に噴出することはあれど、ほとんどは作中でのことばにならずにある。描写で迂回に迂回を重ねられることによって、徐にせまってくる心情。ことばにされないからこそ、身にせまる。彼らのかたちにならない思いを、どれだけのひとがすくいあげられているのだろう。
    静かに生きるこどもたちに、耳をすませることの大切さと難しさを思う。

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著者プロフィール

村中 李衣(むらなか・りえ)
ノートルダム清心女子大学に10年間勤務。現在山口学芸大学客員教授。『チャーシューの月』(小峰書店)で、日本児童文学者協会賞。『あららのはたけ』(偕成社)で、坪田譲治文学賞。児童文学の創作以外に『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版)等。第45回巌谷小波文芸賞受賞

「2026年 『リュブリャナエッセイマラソン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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