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Amazon.co.jp ・本 (154ページ) / ISBN・EAN: 9784037440107
感想・レビュー・書評
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村中さん追っかけ中。あかん、これは辛すぎる。「読むことによって読者が癒されるのではなく、読まれることによって、物語が癒されていく—そういうことがあってもいいのではないでしょうか。」と見返しで村中さんが書かれているとおりの内容でした。いろんな家族のカタチがあるけれど、こんなカタチにしかならない家族もある。読まれることで癒されて欲しい、切実に願ってしまいました。
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きょう借りてきてきょう読了。とあるところで話題になって読んでみた村中李衣さん。
読んでみてから知ったことだけれど、どれも小学校三年生くらいを主人公にした、表題作を含む短篇集。どのこも「家庭」のどこかにきしみを抱える家で、いろいろな思いを内に抱えつつ静かにしずかに「こども」として生きる。その思いは時に噴出することはあれど、ほとんどは作中でのことばにならずにある。描写で迂回に迂回を重ねられることによって、徐にせまってくる心情。ことばにされないからこそ、身にせまる。彼らのかたちにならない思いを、どれだけのひとがすくいあげられているのだろう。
静かに生きるこどもたちに、耳をすませることの大切さと難しさを思う。
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