蒙古の波 (白狐魔記 2)

著者 :
制作 : 高畠 純 
  • 偕成社
4.12
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本棚登録 : 210
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037442200

感想・レビュー・書評

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  • 歴史物というよりサイキックバトルの楽しさがある2巻です。この巻を読んで気づいたのですが、主人公が狐で、何十年にもわたる眠りに入る、という設定によって物語に独特の性質が生じています。まず、その巻ごとに登場人物が大きく変わり、ほとんど関係が継続しません。関係を継続させる必要がないので、なんの気兼ねもなく時間を使うことができます。そんなわけで、新しい能力の取得にかける時間が長く、新たな能力が少しずつ小出しにされます。能力がなかなか身につかないということはある意味、自然に思えます。次に、歴史のクライマックスをつまみぐいしていく形で物語が構成されています。一番印象的なシーンを細かに描写して印象づけています。逆にこのような仕掛けによって物足りないと感じるところもあります。その時代に起きている動乱の全体像は、登場人物の口から「あらすじ」として語られるだけで、この本からだけで理解するのは難しいです。複数の巻にわたって因縁を継続させるのが簡単ではないです。その点、この巻では、同様な長寿をもちうる他の能力者が登場したり、義経の血統が引き継がれたりした点は嬉しいところです。ぜひ今後もその方向で続いてたらいいな、と思いました。
     うちの小三の少年の印象にはしっかり刻み込まれたようで、それなりにはまっていましたし「竹崎季長」や北条氏といった名前も覚えたようですね。

  • あの戦いで起こった嵐は、仙人の仕業だったのか!

  • 白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになった狐白狐魔丸の人間探求の物語。「源平の戦い」のあとの長い眼りから、狐がめざめたところから、本書ははじまる。時は鎌倉時代。北条時宗が執権となり、日蓮は国を憂い、いまや、元の大軍がおしよせようとしていた。

  • 白駒山の仙人に出会い化身の術をさずかったきつねの白狐魔丸

    源義経とその家来たちと別れてから眠りつづけて八十五年
    目ざめたのは北条時宗が執権となっていた時代だった

    京の五条大橋で助けた武士にかかわったことから
    元の大軍と対峙する武士団にいた竹崎季長と出会い...

    人間に興味をもったきつねの目を通して描く斉藤洋の歴史奇譚
    1996年からの人気長寿シリーズ、既刊6冊の第2作は1998年初版

  • 今回の真の主人公はお師匠様だった気がする。。。

    吉野の女狐も登場したりと今後の展開がきになる。

  • (読んだ時期:8歳)

  • 鎌倉時代の少し前に産まれた狐が
    冒険するおはなし

    僕も化けてみたいなぁ

  • NHK FM 青春アドベンチャー「白狐魔記 蒙古の波(全10回))」の原作
    http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2014018.html

  • 面白いシリーズ。このあたりから段々大人向き臭がただよいはじめるが、私としては良。小学四年〜向けかな?でも充分大人も楽しめる。主人公の立ち位置と対象との距離感、世情の書き方が絶妙なのだろう。

  • 白狐魔丸の成長ぶりがいちじるしいです。
    元寇の舞台裏をのぞいている感じでとても面白いです。

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プロフィール

1952年、東京都生まれ。。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。その他「ペンギンたんけんたい」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、/講談社、「白狐魔記」シリーズ/偕成社、「西遊記」シリーズ/理論社 「ナツカのおばけ事件簿」シリーズ/あかね書房、など著書多数。

「2018年 『古事記─日本のはじまり─』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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