戦国の雲 (白狐魔記 4)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037442408

感想・レビュー・書評

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  • 白狐魔丸が今まで出会った人の回想があり少し読む日にちが空いていたのでエピソードを忘れていた。
    出来事を書いてくれているので思い起こす事ができ続編はこういう親切な内容があると記憶に残り読んだ満足感が得られるんだなぁとありがたい。
    信長は白狐魔丸にとっていい人ではなかったけど秩序を重んじ、芸術センスを評価している。

  • 波乱万じょうなお話だった。織田信長が死んでしまって、切なかった。こわい人だけど、家臣に殺されるのは、やっぱりかわいそう。
    でも、信長はするどい人で、しらこまたちがきつねだと見破っていた。つねひめがあげた石を変化させたつづみも、最後に返してくれた。
    それから、その石は、つねひめに頼まれて、しらこまが河原に返す。なんだか不思議だなって思った。
    しらこまは、仙人がいなくなってひとりぼっちだし、つねひめとはちょっと大変そうな感じだから、不動丸と仲良くなったのがよかった。(小5)

  • 白狐君は、何処まで行くの?

  • 信長のエピソードがいろいろあって興味深い。

  • 織田信長編。この織田信長と一つ前の巻ではずっしりと重い戦いの話が続いてちょっと疲れ気味ではある。だけど、飄々としたきつねさんが歴史の中に出たり入ったりして、有名な場面にも立ち会ったりしていてなんとか楽しめている。
    でも、こういうの見ると、人間って、ずっと、愚かな生き物。という気持ちになる。

  • なんと、200年も起きて!
    雅姫好みの顔!

    名前一緒だし、そんなとこも小桜は気に入られた要因なのかな。
    このままいくと、あの最終巻の裏でどんなことがあったのか、楽しみです。

    今回は、そこまで入れ込む人物には出会わなかったようですが、200年も起きてしっかり白駒山の狐としてやってるのに、狐まるだしの小首かしげ注意されちゃうとかかわいいな。

  • 斉藤洋の本に星二つなんてたぶん初めてつけました。白狐魔記も結構好きなのですが、この巻はいいとは思えませんでした。長い割に、何が描きたかったのかよくわかりませんでした。信長側と反信長側のどちらかに寄った描き方にしたくなかったんだろうかなと推測します。たぶん、信長の強さみたいなものを格好良く描くものの見方と、信長の残酷さを描くものの見方を両方描きたかったのかなと思いますが、それにしてもうまくいった感じはしないし、もっとうまくやっている物語はあるような気がします。戦さの悲惨さはくどいぐらいに描写されていて、それは意図的なのかもしれませんが、いやになりました。これまでの巻でだんだんと面白くなってきていただけに残念な気分になりました。次の巻に期待です。

  • 白駒山の仙人から化身の術をさずかったきつねの白狐魔丸

    足利十五代の盛衰を見たのち
    「天下布武」に決意をこめた織田信長に出会う

    ひとりの人間にかかわると
    多くの人間の死を目にすることになってしまうが
    信長を仇とねらう鉄砲の名手不動丸の行方も気になる

    織田勢がとりかこむ一向宗の拠点にのりこんだ白狐魔丸が見たものは

    読んでいるうちに歴史が好きになる1996年からの人気長寿シリーズ
    既刊6冊の第4作は2006年初版

  • 人間の生きざまに興味をしめした一匹のキツネが、仙人のもとで修行、数かずの術と共に不老不死と人間に化ける術も習得。白狐魔丸という仙人ギツネとして生まれかわる。このキツネが、日本史上の大きな事件や英雄たちと遭遇し、人間がなぜ人間同士殺しあうのかという疑問の答えを探し、時を旅する大河タイムファンタジー。第4弾。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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