- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784037443504
作品紹介・あらすじ
千年狐の化身・妲己に惑わされ、忠臣たちや、はては妻である姜皇后まで殺してしまう紂王。乱心したこの紂王に反旗をひるがえし西伯侯・姫昌はたちあがる。姫昌には、仙界から強力な仙人が策士として、おくりこまれた。その名は姜子牙。太公望である。姜子牙は、人界と仙界から、あらたなる世界、神界をつくるべく、密命をおびていた。三千年前の古代中国ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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好色が災いし女媧の怒りを買った商王朝(殷)の31代目紂王。女媧は紂王のもとへ千年狐の化身・妲己を向かわせる。妲己は自らの美貌で紂王を惑わし、忠臣や妻である姜皇后をはじめ多くの命を奪っていた。
民の信頼も厚い西伯侯・姫昌は紂王に7年捕らわれたのち釈放、西岐へ戻ったさきで本作品のキーとなる仙人・姜子牙(太公望)と出会う。
登場人物はとにかく多いものの、ページ上部に人物や武器の解説が度々紹介されているので頭を整理しながら読み進められます。児童文学なので文字も大きめ、ルビもしっかり。人物の心情まで深堀りされないので物語としてはやや物足りなさを感じます。しかし『封神演義』の世界観をざっと把握するには丁度良いボリューム感だと思いました。
中・下巻も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童文学用とは言え、大人が呼んでもそこそこ読み応えがある。小説は読めるけど難しいのはちょっと…という人向けの「封神演義」訳本。
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殷周革命を神話ベースで描く。スケールが壮大である。古代中国人の想像力の大きさに驚く。
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20220924
覚書
1:紂王 2:蘇護 3:妲己 4:姜皇后 5:商容
6:那吒 7:姜子牙 8:姫昌 9:太公望
10:比千 11:崇侯虎
中国歴史、中国ファンタジー、江湖が舞台のもの等々、
結構好きなのでなるべく読むようにしていますが、
中国物は登場人物が多すぎて、名前(あざなも含む)や
地名がどうにも頭に入らない(笑)
だから三国志は小説を読んでから数ある映画を見て、
ドラマ化された度に見て復習しながら頭に叩き込んだ。
この封神演義は児童書だが、初めて読む大人でも面倒に
思わずスルスルと読める。封神演義入門書という感じ。
夫が殷周伝説全巻を売る!と腹を決めたので、
私は急いで↑22巻読破後、図書館でこの封神演義全3巻を借りてきて読んでいる最中。
太公望=姜子牙=姜大公は伝説的人物。
中国では、老人の英雄像
那吒は西遊記、水滸伝(項充)で出てきます。
中国では、少年英雄の象徴 -
水滸伝や三国志も興味はあるけど人の名前が絶望的に覚えられない(漢字難しい…)のでとりあえず児童書から読もうと思って…あとフジリュー版の封神演義を読み始めてたので…
登場人物多くて前半の時点で心折れそうだったけど、読みやすくてわかりやすくて面白い。
姜子牙が太公望と呼ばれるのいつなんだ?とか、太公望が主人公ムーブ起こすのいつだ?と思ってたら200ページ超えてからやっと出てきた。
中、下もあっという間に読めそう。 -
面白い。
ファンタジー要素は三国志と西遊記の間くらい。 -
【再読】
感想は下巻にて。 -
図書館で。
タイトルだけは知っているけれども読んだ事なかったなぁと借りてみました。中々に極悪非道。でも天子が悪いんじゃ無くて妖婦が悪いって辺りが昔の中国伝記だなぁ。
太公望って名前の理由もわかってなんか納得。
続きも楽しみ。 -
2018/09/19-09/27
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小学生の頃読了
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アニメ放送しているので、忘れていることも多いので読み返すことにしました。
家にあるはずの小説版は時間がかかりそうだったので、手頃に読めそうな児童書を選びました。
馴染みにくい感じの名詞にふりがながふってあり、なんと読むのか戻ったりせずにすんで良いと思いました。 -
私は最初に藤崎竜の漫画で読んだのですが、原作も読んでみたくなってこの本にしました。
原作は説明文みたいなのですが、登場人物や宝具などの挿絵が沢山載っていて読みやすかったです。
改めて藤崎竜の凄さがよく分かりました。 -
こりゃ分かりやすい!
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2013/06/22
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姜子牙の仙人になったいきさつなど詳しく書いてます。
いちおうバツイチだったのですね、姜子牙(笑
元妻は『馬氏(ばし)』といいます。どうでもいいけど。
黄天化のキャラクターは封神演義ではずせません(笑)
出番はあまりないのに、なぜか強いのです。
仙人として修行を積んだからなのか、それとも先天的に能力が備わっていたのか。
謎の人です。 -
登場人物が多く覚えきれないのですが、文章が読みやすい。
挿絵が好みでした。 -
西遊記にハマり、その延長で手を出してみた。
子供向けの書籍だけあり非常に読みやすい文章になっています。半日もあれば全3冊を読みきれるんじゃないかと。
登場人物が多く、さらにあっさりと死んでいくので「こいつ誰だっけ?」という状態に度々なるかもしれませんが、要所要所は押さえてあるので取っ付きやすいんじゃないかと。 -
2012年3月7日
カバーデザイン/渋川育由
本文デザイン/田中明美