南総里見八犬伝〈2〉五犬士走る

制作 : 山本 タカト 
  • 偕成社 (2002年3月1日発売)
3.98
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  • 24レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037444600

作品紹介

伏姫のいいなずけ大輔はゝ大と名をかえ僧となり、散った八つの珠をさがす。荘助は獄中、道節は上杉定正を父の仇とねらい、信乃と現八は、利根川で小文吾に助けられる。

南総里見八犬伝〈2〉五犬士走るの感想・レビュー・書評

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  • 久々の再読

    正直、一巻目よりもエグいシーンがぐっと多くなった気がする
    でも戦いのシーンが増えて、犬士それぞれが得意の武器で戦っていて、カッコよく、躍動感もあるし、
    新しい犬士が2人出てきたし、最後は早く続きが読みたくなる終わり方をしていて、これを書きながら、三巻が読みたくてうずうずしてる

    時々出てくる、先の話に正直少しイライラしてたんだけど、途中で、これも先が読みたいと思わせる作者の仕掛けの一つなのかなって思えてきた
    同じように時々出てくる登場人物の紹介は、当時の出版の仕方にもしかして関係あったりする・・・?

    登場シーンとして記憶にあったのは小文吾の登場シーンだったけど、
    房八とぬいの身に起きることは記憶に全然なくて、びっくりすると同時に、その生々しさにちょっと狼狽えた
    一方で世四郎と音音は出てきた瞬間、次にどう出てくるか思い出して、覚えてるところの曖昧さが半端ないなって思った
    もう少し今まで読んだ本をもう少し明確に覚えれてたらいいんだけど・・・

  • 恐らく前半の山場だろう。
    このあとはどうやら大規模な合戦が繰り広げられるようなので、個々人の活躍という意味では全編を通して最も登場人物の躍動感、魅力の感じられるあたりかもしれない。

    奸智に長ける侍の追っ手をばっさばっさと切り捨てる浪人衆。
    こういう展開を十代の頃は嫌っていたが、今では気持ちがよくわかる。
    権力をかさに着て悪政を強いる連中を切り捨てたい気持ちがよくわかる。

    この血なまぐささはあくまでも表現の一環で、物語のテーマは一歩踏み込んだところにあるようだ。人間、年齢をとるほどに、本一冊の読み方もかわると中学の頃に先生に教わった。本当にそうだなあ…

    単純にして明快。
    確かに大衆文学の楚だ。

    ただ、女性の扱いがひどい。
    が、この巻に登場する老夫妻に救われる。
    矢の使い手のおばあさん「音音」(おとね)がかっこいい。

    実在の地名が出て来るので、地図を追いながら読むのも楽しい。
    大塚・巣鴨・豊島のあたりにお城があったことはうっすらとしか知らなかったけれども、これをきっかけに勉強するのもいいかもしれない。

    登場人物を細かに覚えていなかったが、こうしてみると各々個性の輝きが強く、それぞれに魅力的だ。
    よくぞここまで造りこんだものだと思う。

    お上に対して無礼なことを働いたときに、やたらに怯える民衆が歌舞伎によく描かれる。学生の頃はその気持ちをよくわかっていなかった。けれど、今ではその「逃れようのなさ」がわかる。社会からは誰も逃れられない。
    何かあれば切り捨て御免、切腹という世の中がかつて本当にこの国の常識だった。そのことに改めて戦慄する。

    それが「英雄」を求める気持ちに直結するのだろう。
    そして、今でもさまざまな場面においてヒーローは渇望される。
    何一つ、変わっていないのかもしれない。

  • 犬飼現八がかっこいー!

    犬士たちを結ぶ不思議な縁も、彼らを助ける人々に課せられた運命がドラマチック。
    犬塚信乃の身代わりとなった山林房八・ぬい夫婦。
    犬山家の元家臣で、死してなお犬山道節はじめ犬士たちを助けた世四郎・音音夫妻。
    彼らが運命を正面から受け入れ、この世の悪と闘う犬士たちのために命を捧げる姿に胸を打たれます。

  • 伏姫のいいなずけ大輔はゝ大と名をかえ僧となり、散った八つの珠をさがす。荘助は獄中、道節は上杉定正を父の仇とねらい、信乃と現八は、利根川で小文吾に助けられる。

  • 犬士たちの戦うシーンがかっこよすぎて胸熱
    それぞれのキャラもわかってきたし、これドラマとかにしたら流行るんじゃないかな!!

  • 房八の件といい荘助救出の件といい、山場の畳み掛け〜。ひゃあひゃあ読みました。
    揺れつつも、いまのとこ現八LOVEかな(*´艸`*) 犬士みんな素敵でこまるけどな(*´艸`*)

    でもいちばん肩入れしたのは実は音音でした!

  • 仲間がどんどんと増えていく中で悪役のキャラがとてもはっきりしていて、登場人物多いけど読みやすいと思った!おもしろかった〜!

  • 芳流閣から転げ落ち行徳に流れ着いた信乃と現八、そしてそこで知り合った小文吾が犬士と知り意気投合。しかし古河公方の命を狙ったと言うことで信乃達はお尋ねものになってしまっていた。そんな状況の中、信乃は突然の破傷風に冒され生死の境を彷徨うことに。更に夫の房八に突然離縁された小文吾の妹の沼藺。そこへやってきた房八は小文吾を挑発し、義兄弟が刃を交えることに――事態は混迷を極めていく。仁の犬士・親兵衛が血の海から再生する、涙なしには語れない行徳編から、道節、荘助を加えた五犬士達が逃走劇を繰り広げる荒芽山編までを収録。

    自分でも↑のあらすじ書いててほんと混迷極めまくりだよよくついて来たな当時の読者。と思いました。しかもこの偕成社版、原典に忠実ながらオリジナルの手を加えてて荒芽山編まだ読みやすいけど、原作の荒芽山はほんと複雑な構成かましてるからな…三行でおkって感じるよ…
    私はずっと山林夫妻(房八・沼藺)の義死が納得いかなくて、それこそ本当に、初めて読んだ時からとにかく納得出来なくて、今もなんかまだ上手く自分の中で解決出来てないんですけど、でもいろいろ年数が経ってく内に、二人は悲しい、悔しい気持ちで死んだんじゃないよね、死んだはずの大八が生き返って、「親」を忘れないよう、「親」兵衛って名前になって、彼が二人にかわって素晴らしい犬士になるんだから…二人は親兵衛の復活を見てきっと本当に嬉しかっただろうな、幸せだっただろうな…って思うと泣けてきました。確かに話だけ聞くとものすごくむごい話なんですけど、それだけじゃない。八犬伝て全体的にきっとそういうつくりなんだろうな。

    次回は三巻! 毛野ちゃん!毛野ちゃん! 大角さん!大角さん!

  • ちょっと集中して読めば一日で読めてしまうくらいの気楽さがよいです。
    この巻で六犬士がそろいます。
    それぞれのキャラクターが立っていてわかりやすいです。

    読めば読むほどもう一度人形劇が観たい!と思ってしまう。。

  • 元が長ーいので、おそらくかなり端折られてるのでしょうけど、そして個人的にはこれの2倍くらいは文章量あっても良いくらいなんですけど、それでもやっぱり面白い。勧善懲悪ってもやっぱりキャラクターが生き生きしてて良い。妖術使いの道節と長槍の現八が好き。

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