南総里見八犬伝 (第3の物語)

  • 偕成社
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本棚登録 : 233
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037444709

作品紹介・あらすじ

八犬士の不明二人を探しあるく小文吾と現八。小文吾は、妖婦船虫の策略にはまり、七人目の犬士、犬坂毛野に助けられる。現八は、化け猫と遭遇、共に戦った角太郎が犬士とわかる。一方、信乃は、生まれかわった、いいなずけ浜路と再会。

感想・レビュー・書評

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  • 第三巻 妖婦三人 ついに残り二人の犬士と出会う。リズミカルな話の展開に引き込まれました。時より、この先の話をネタバレする一文をわざわざ入れるのは、滝沢馬琴流なのかな?その加減がまた絶妙で楽しいですね。関東から甲信越と地域も広がるのも面白い。

  • 今回も展開がアツかった!
    けど色んな登場人物が出すぎて追いつけなかったところがあったのでちょっと悔しかった。
    次も楽しみ!

  • 前巻を読んでから少し時間が空いてしまいましたが、内容が分かりやすいのですんなりと読むことができました。

    この巻で、八犬士全員の姿が分かります。
    そしてあの人とのまさかの再会も…。

    最終巻でどんな展開になるのかが楽しみです。

  • けっこう登場人物も多くて敵も複数だけどするする読める。今度大人用も読んでみたい。
    今回は化け猫との戦いが面白かった。毛野ちゃんが女の子じゃなくて残念~

  • 子供向けだからか、1冊2,3時間で読めてしまう♪
    もう三巻目!

    今回は毛野と大角が登場
    大角は名前見た瞬間にストーリー思い出した! 皆名前を先に見た方がストーリーとか思い出せたかも・・・
    毛野は八犬士の中でも一番好きだから、漸く登場してくれて嬉しい

    話はどんどん佳境にさしかかってくると同時に、登場人物もどんどん増えて・・・一覧のページをしょっちゅう見返しながら読んでしまった
    道節と現八がなぜか混じってしまうし、夫々の仇が誰かすぐ覚えられなくて何回も混乱した・・・
    最後とか敵が一瞬見方になったり、見方が敵になりかけたり・・・複雑な気がしないでもない
    でもこうしてどこかでお互いが繋がってるからこその縁であって、因縁であって、面白みでもあるから、大事なんだけど・・・覚えられるまでがちょっと大変

    次はいよいよ最終巻! 覚えてる箇所もあれば覚えてない箇所も多々だから、早く読みたい!!

  • 八犬士全員が登場しました。
    妖女・船虫のしぶとさがすごい…

    次でいよいよクライマックスだー。

  • 八犬伝シリーズ三巻目。ブッククラブで送付されるシリーズ物は最初の巻だけ読み聞かせしてやって、後は子どもが勝手に読み進める(または2巻目以降には手を出さない)ことが多いのですが、このシリーズはやや難易度の高い単語が多いせいか、波瀾万丈故に一緒に盛り上がるのが楽しいせいか、ここまでずっと読み聞かせ。残るはあと1冊となりました。本シリーズもわかりやすくまとまっていて悪くはないのですが、どうせ読み聞かせるなら講談調でべべんべんて感じだともっと楽しいのかも。やっぱり原文も覗いてみたいような。玉梓が乗り移った妖婦が犬士たちの行く手を阻みます。表題は妖婦「三人」ですが、冒頭近くで登場する船虫の独壇場です。夏引は出番も少なく小物な感じ。もう1人は箙御前だと思うのですが、挿絵のインパクトこそ強烈(興味のある方は見てみてください。一見の価値有り)ですが、後の方になってちらりと出てくるだけ。ただこの3人のうち、箙御前だけが生き残っているので、4巻目でも活躍するのかもしれません。信乃の持つ名刀・村雨丸が血が付くと水を吹き出すことや、荘助が小柄であることなど、最初の設定がうまく使われています。馬琴が考え抜いて持ち駒を周到に動かしている感じがします。すごい人だな。*「妖婦」という響きから、色仕掛けがありそうな気がしたのですが、まったくなし。お子ちゃま向けだから本シリーズではそういうシーンを省いたのか、そもそも原作にもないのか。これは原典を当たらないとわかりません。

  • 多くの犬士が登場し、物語も波乱に満ちてきた。

    赤岩一角に化けた化け猫は、おどろおどろしく、その妖に立ち向かう現八と妻の仇と抗う大角に感銘を受けた。

  • どう考えてもオタク、小文吾と毛野コンビ好きでしょ。
    船虫って名前、あまりにもでしょ…と思ったけど、死に様が一番ロマンある。
    それにしても浜路姫、綾波系ヒロインの系譜だったのか…。
    そして私はあっけらかん幼妻・雛衣が死に様も含めて好きだ。

  • 船虫の存在感が印象深かったです。元はそんなに悪い人じゃないのに操られてしまっていて可哀想でした…。最後の乱闘も凄かった…。

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