南総里見八犬伝〈4〉八百比丘尼

制作 : 山本 タカト 
  • 偕成社 (2002年4月1日発売)
3.77
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037444808

作品紹介

謎の尼僧妙椿の妖術で、またたくまに上総館山城主となった悪党源金太改め蟇田素藤。妙椿の目的は、里見家の滅亡。そこにあらわれたのが、犬江親兵衛、房八の息子である。少年とは思えぬ強さで活躍、里見家の危機を救う。八犬士たちは、里見家を守り、足利成氏、上杉定正、千葉自胤、箙御前等からなる宿敵連合軍をむかえうつ…ここに、玉梓の怨念に端を発した宿命と絆の物語が、大団円をむかえる。

南総里見八犬伝〈4〉八百比丘尼の感想・レビュー・書評

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  • 4巻に来て少しの緩みを感じたものの、落ち着くところ落ち着いてメデタシ♪
    揺れ惑っていた私のこころも、現八に落ち着いたし。

    えびら御前はもっと暴れて欲しかったな。 あのインパクトがもったいない!

    編著者のあとがきを読んで、端折るだけではないアレンジをしてあるらしいのと、大好きな音音ばあちゃんがもっと出てくるるしいので、やはりいずれ岩波文庫もがんばって読もうと思います。

  • 再読も遂にラスト、四巻目!

    なんだか、駆け足で物語が進んだ気がする・・・
    敵のやられ方も基本的にあっさりしすぎてて、なんだか拍子抜けしないでもない
    それでも躍動感はあって、夫々目的や仇討ちに成功してるし、最後もハッピーエンドだけど・・・
    縁結びをくじ引きで決めるってどうなの (親兵衛とか一の姫とくっついて、一番下の犬士と一番上の姫って・・・とか思わなくもない)
    全体を通すと、善側の女性陣が可哀想な最期を遂げる人ばっかりだし
    結局妙椿/玉梓が最後どうなったのか不明なままだし、あとがきを今回初めて読んだんだけど、原作を1/7に縮めてあって、その分読みやすくはあったけど、登場人物も少ないらしいし、籠山逸東太が別の人の役割も果たしたり、原作に出ない人が居たり、しまいには最後の戦いに親兵衛は出ないから原作書き換えたとか・・・
    編集はいい点も悪い点もあるわけで・・・だからこそ原作を読んでみたいんだけど、原作はとても長いし、引用を見ると読みにくそうでもあって悩む
    どこかに原作に本当に忠実で、それを現代風に読みやすくしたものはないんだろうか
    あったら絶対読むんだけどな

    ☆5つあげたいとこだけど、初めて読んだあとがきで知った事実が残念だったので−1で

  • 圧巻の大団円。
    文句なしといいたい。




    ただ、妙椿の行方がすっきりしない…
    恨みを慰められないまま終ったのだろうか。
    原作が気になる。

    このシリーズは原作との相違があるということだが、すっきりしていて読みやすかった。これを踏まえて原作にあたるのが妥当な書。

    解説に、当時の人気ぶりが記されていて好ましい。
    また、現代の作品にも影響のみられるものに、「僕の地球をまもって」が挙げられていた。読書中になんとなくそう感じられていたのが、本当にその通りだと実感できて良かった。

    前半は信乃の数奇な運命、さわやかな友情や凛々しい戦闘場面に引き込まれる。中盤では複雑怪奇で残酷な物語を小文吾という三枚目に救われながら面白く読み進む。特に中盤は悪女、善女がいりみだれての乱戦で前半同様悲惨な展開もある。一方で生まれ変わりや化け物、伏せ姫の霊威といった神秘的な話もある。

    終盤ではいよいよ八犬士が集合しての大合戦。
    智謀策略をめぐらす者、正面から一騎打ちを申し出る者、敵陣へさっそうと敵を追いたて、打って出ようとする老獪な女戦士をいさめる者、敵の総大将に情けをかける者…個々の魅力を生かしての戦いぶりが見事だった。

    伏姫の無念が晴れ、犬士は妻を娶り城を与えられて平穏が訪れる。
    普通ならここで終わるのだが、そののち、年をとってからが不思議な結びだ。彼らは皆で山に入り岩屋でくらし、忽然と姿を消す。

    彼らもまた神格化され、伏姫の霊力の象徴であったような結び方だと私は思う。

    歌舞伎となり、浄瑠璃となり、錦絵や玩具は大売れ。
    今で言えばメディアミックスされてキャラクターグッズがバカ売れした、とでもあらわせるだろう。
    いや、現代でも実際に映画やアニメ、漫画化されている。
    今現在人気があっても、数百年を経てもこの作品は残ると言い切れそうな作品が現代に存在するだろうか。

    この作品の象徴するところは、大衆性そのものであって、それは江戸時代に花開いたものだ。
    だから、その喜び、嬉しさが素直に溢れている。

    天下一品のスタンダードだ。

    こんなにも大衆受けする作品は現代ではつくりようがない。
    大衆性の無垢な時代は戦争によって疲弊してしまった。
    わたしたちは大衆性の純粋な喜びだけを知っているわけではない。

    当時も女性に人気があったそうだが、なんとなくわかる気がする。
    美少年がくっついたり離れたり奥さんに死なれたり助け合ったりしていたら、女子はきゃあきゃあいうものだろう。

    馬琴は日本初の職業作家で、メディアミックスの旗手だ。最後は目が見えなくなって、息子の妻・路(みち)に文字を教えながら代筆をさせた。だが48をすぎてからこの作品に着手し、76歳でこの話を完結させたことは知らなかった。頭が下がる。

  • ついに完結!
    最後はこういう終わり方だったんですね〜。

    児童向けに編集されているため、端折った部分が後半にいくにつれて目立っていました。
    次に読むときには、より原作に近いものを読みたいな、と思います。

  • 謎の尼僧妙椿の妖術で、またたくまに上総館山城主となった悪党源金太改め蟇田素藤。妙椿の目的は、里見家の滅亡。そこにあらわれたのが、犬江親兵衛、房八の息子である。少年とは思えぬ強さで活躍、里見家の危機を救う。八犬士たちは、里見家を守り、足利成氏、上杉定正、千葉自胤、箙御前等からなる宿敵連合軍をむかえうつ…ここに、玉梓の怨念に端を発した宿命と絆の物語が、大団円をむかえる。

  • 江戸時代後期の作品。
    1814年~1842年までかかって完結の伝奇小生。
    里見八犬伝。
    作者 滝沢馬琴。

    室町時代末期の史実を背景にしている。


    以前からタイトルだけは知っていたけど
    内容が全く知らなくて
    まずは児童書から読んでみた。

    年末年始で
    里見八犬伝七冊。

    児童書 南総里見八犬伝 四巻/浜たかや
    新・里見八犬伝/鎌田敏夫
    伏・贋作里見八犬伝/桜庭一樹

    伏姫と八房の子供達の八犬士八人。
    信乃、現八、小文吾、壮助、毛野、道節、大角

    どの作品でも
    信乃が一番好き。

    浜路は作品によって
    いろんな風に描かれていて
    八犬伝になくてはならない存在なのだな。

    妖女玉梓も名前が好き。
    怖いけど、恐ろしいほどの執念だけど、船虫と名乗っている時より玉梓の方がいい。

    新・里見八犬伝は
    ちょっと奇抜な発想
    でも楽しめた。

    伏・贋作里見八犬伝は
    本家ベースの作品で
    本家を読んでなくても楽しめると思う。
    むしろこちらを先にした方が良かったかも。

    それぞれのキャラが生かしきれてないというか
    本家からの配役にイマイチ納得がいかない。
    作中作「贋作里見八犬伝」は
    とても面白かった。
    キャラ全てに掴みどころがなく
    特に滝沢冥土(滝沢馬琴の息子の設定)は本作においてキーパーソンになってるはずだが影が薄い。

    里見八犬伝全体としては
    とても面白く
    現代語訳里見八犬伝も読む予定。

    古典はいろんな風にリメイクできて楽しい。

    いい作品は何年立っても良いんだな。

    本家は登場人物400人以上。すげぇ!

  • 読みやすくて、最後の八犬士たちが力を出し合って戦うところがかっこよかった!!
    親兵衛くんのキャラがとても好き!!
    また絵が話に合っていて雰囲気もとても好き✨

  • 悪漢・蟇田素藤と八百比丘尼・妙椿によって御曹司・里見義通を人質にとられてしまった里見家。伏姫の神託を得るべく富山を行く義実のもとに現れた刺客を退治したのは、まだ十歳にも満たない少年であるはずの仁の犬士・犬江親兵衛仁だった! 親兵衛が活躍する妙椿戦、そして犬士が集結した管領戦を収録、偕成社八犬伝ここに堂々完結! 著者によるあとがきと八犬伝解説、人物事典も収録。

    第四巻もっと長いかな~と思ってたら三分の一があとがきと人物事典だったのでちょっと肩すかしくらったw なんかテンポいい感じ。さくさく進むけどちょっとダイジェストに近い感じの書き方になってるのはしょうがないかな。省略されがちな八姫との婚姻もやってくれたのは嬉しかったです。管領戦あたりは結構オリジナルというかあ、赤岩百中の存在…いえなんでもありませんことよ。それでも管領戦ってあんま書かれないのであってくれるだけ嬉しいですね。これから八犬伝に入る人が多いのですが原作をアレンジしつつも要所要所の大きなエピソードをちゃんと拾ってくれてるのでほんとに最初の八犬伝、入口としてお薦めしたいなあと思います。
    あ、親兵衛がけっこうざっくばらんな喋り方なのが山童って感じで可愛いと思いました。今更気付いたけど句読点とか多めでやっぱり子供向け意識してるのかなとちょっと思ったり。
    あとがきが八犬伝解説って感じでした、とても面白かったです。ほんとに、八犬伝って今の人気があるから(むりやり)長く続いた少年マンガのはしりみたいなところがあるよね。個人的には某ワンピに近いと思ってるんですけどね。次の子供向けは人形劇のノベライズ読もうかなと思います。

  • あー終わっちゃった。親兵衛がチートすぎるなぁと…でも原作では最後の戦いには登場しないんですね。そしててっきり玉梓と直接のしのぎを削る対決があるのかと思いきや、割と最後はふんわり終わるんですね。ふむ。最後まで、下段の逐一の人物紹介がありがたかった。山本タカト氏万歳。そして読み終わってすごく『鎧伝サムライトルーパー』観たくなった…あれも純粋に面白いアニメだと思う!

  • 無事完結。
    おもしろかった。

    が、ちょっとあっけなかったか?
    妙椿はどこに?
    あの合戦のあと、玉梓の怨霊との直接対決があるとおもいきや、
    なんか四天王埋めて一件落着。
    しかも八剣士に八人のお姫様って・・・・。
    まあ、画面としてはめでたしめでたしでいいんだが、
    なんとゆーか物足りん感じもあり。

    後書きがおもしろかった。
    なんと原作の六分の1から七分の1だとは、
    とゆーことは原作で読んだらこの6、7倍ってこと?
    なんて大長編なんだ・・・・。
    しかも完結まで28年って・・・・。
    今より物語の種類も少なかったろうし、読者の渇望も強かったんだろうなあ。
    キャラクターグッズもいっぱいあったとのこと。
    今も昔も物語を楽しむ人の心は同じってことか。
    でもってそこに商機を見出す商人も。
    超娯楽大作だったってことだな。
    それぞれ贔屓の犬剣士がいたりしたんだろうなあ。
    そう考えるとなんか楽しい。

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