コリドラス・テイルズ

著者 : 斉藤洋
制作 : ヨシタケシンスケ 
  • 偕成社 (2012年10月2日発売)
3.88
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  • 13レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037447809

コリドラス・テイルズの感想・レビュー・書評

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  • 斉藤洋で偕成社でヨシタケシンスケで、図書館にも児童書のコーナーに置いてあるけど、大人向け。
    このメンバーでは、読まずに児童書に置いてしまうのは仕方ないけど、子どもにわさわざ読ませたいような本ではない。大人向けならどうってことないが、ちょっとセクシャルな話もあるし。言葉も難しい(白兵戦、射倖心、形而上学など)し、物語も(普段斉藤洋がターゲットとしている小学生には)わかりにくい。字も小さい。

    シヨートショート2編のあとにコリドラス・パレアトゥスというなまずが斉藤洋を思わせる作家に聞かせる法螺話1編がワンセットで繰り返される。
    シヨートショートは読んでるうちは訳がわからず、最後のオチで納得というパターンが多い。星新一みたいな作風とは違う。
    コリドラス・パレアトゥスと作家のやり取りは面白いが、斉藤洋の話を聞いたことがあるので、コリドラスの性格が斉藤洋だと思う。法螺吹き(もちろん作家だから誉め言葉)で、皮肉屋の挙げ足取りだが憎めない。(情熱と優しさがあることも感じたことは書いておきたい。)
    成長した斉藤洋ファンにはピッタリ。
    ま、子どもだって読めて理解できるならいいか。

  • 作家の連載掌編と、コリドラス・パレアトゥスとの対話が楽しい。
    しかし全点案内に連載されていたとは…。その頃がうらやましい。

  •  作家である「私」は、デパートで階を間違えて熱帯魚の専門店に行ったことで、コリドラス・パレアトゥス3匹とネオンテトラ10匹を買ってしまった。
     編集者からの、新しい連載依頼の電話を受けていると、コリドラス・パレアトゥスの1匹が、30回分は俺が責任を持ってやるから連載を引き受けろ、と言う。「おれはしっぽ(テイル)で立つから、おまえも話(テイル)で立ちな」と言われ、連載のタイトルは〈コリドラス・テイルズ〉に。
     コリドラス・パレアトゥスの荒唐無稽な身の上話と、「私」の書く2つのショートストーリーが交互に登場する掌編連作集。

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     そもそも、コリドラス・パレアトゥスが喋っている時点で十分おかしいのに、そのコリドラス・パレアトゥスが語る内容がおもしろすぎて。
     キャラもすごいいい。

     「私」の書く掌編小説は、SFチックだったり、ブラックユーモアだったり、いろいろ楽しめる。
     でも、子ども向けかなぁ…? 子どもじゃちょっと分かんないネタも多いと思う。
     あと、ゴーストバスター・ヒグレて、ナツカのおばけ事件簿の話じゃん! て思ったら、こちらに収録されているゴーストバスター・ヒグレのほうが元ネタだったみたい。

     最初は、不遜なコリドラス・パレアトゥスに言い負かされるばかりだったのに、最後のほうは意見が合うようになってきちゃってるのが笑える。

  • 斎藤洋さんの新しい本が図書館に!吃驚して急いで借りに行きました!

    作家の”私”さんとナマズの”コリドラス・パレアトゥス”のなんともいえないショートショート。コリドラスがすんごくいいキャラです。面白!

    2012/00/00

  • 「ルドルフとイッパイアッテナ」の斉藤さんの、しかも熱帯魚談議のショートショートと聞いて、楽しんで借りてみた。ただ、まだ小学生の娘には独りで読むのは難しい様子。
    『コリドラス・パレアトゥスかく語りき』
    の章のみ、読み聞かせることに。
    大満足している様子。うちの熱帯魚に語りかけている。

  • 「しっぽで立つコリドラス」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき①アナバス・テストゥディネウスは木に登るか」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき②神学の研究とプテロプフュリウム・スカラレ」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき③発音の問題と淡水魚におよぼす水質の変化」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき④文学の虚構性とドイツ製の底魚用飼料」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑤シュムプヒュソドン・アエクイファスシアトゥスにかかわる陰謀〈前編〉」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑥シュムプヒュソドン・アエクイファスシアトゥスにかかわる陰謀〈後編〉」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑦〈ワイルド〉すなわち天然もののシュムプヒュソドン・アエクイファスシアトゥスをめぐって」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑧陸路のアメリカ入りと水底の五百円玉」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑨大西洋か太平洋かという選択と淡水魚が海をわたる方法をめぐって」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑩シェークスピアが希求した究極の目的と美川憲一の握手」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑪他人の色事に対するおせっかいな口出しと音楽の普遍性」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑫北極海をわたる手段でうちくだかれた欣喜雀躍」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑬東京湾に潜入したUボートが大島行きのフェリーに魚雷をぶっぱなす以前の問題」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑭魚にはできない日本の国技と謙譲の美徳をわきまえぬ非国民」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑮感嘆から憤慨にいたる心理過程と剣道のルールをめぐる意見の一致」
    「コリドラス・パレアトゥスかく語りき⑮日本人に最適なスポーツとまたもや生じた意見の一致」

    「碗とストロー」
    「メリーさんの電話」
    「家庭の問題」
    「職場の朝」
    「分身の術」
    「風景画」
    「役者の不調」
    「卑劣な作戦」
    「巨人学説」
    「恐竜公園」
    「オプションつき携帯電話」
    「起死回生の戦術」
    「ある兄弟の陰謀」
    「雪中の六地蔵」
    「別れのわけ」
    「遺跡の乗り物」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈トイレの花子さん〉」
    「夢の発明」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈階段の幽霊〉」
    「ハイテク入試」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈深夜の女性客〉」
    「対空兵器」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈じゃんけんの手〉」
    「ある地球調査員のおしゃべり」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈古アパートの幽霊たち〉」
    「パラドキシカル・ドリーム・セオリー」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈病室の白い影〉」
    「外圧」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈女子大生専用高級賃貸マンションの老人〉」
    「念力ソーラーシステム自動車」
    「ゴーストバスター・ヒグレ〈護国の鬼〉」
    「地獄の活用」

  • 斉藤洋とおぼしき童話作家がデパートの本屋へ行こうとして間違えてペット売場へ行ってしまう。そこで熱帯魚を飼いたくなりながめていると、コリドラス(ナマズの一種)が話しかけてきた。こうして、コリドラスとその他の熱帯魚を飼うことになるのだが、そのコリドラスが自分が見てきたという不思議な話を作家にしてくれる。作家は、それを雑誌に連載する、という設定ですすむショートショート。星新一とかが好きな人にオススメ!

  • 児童書の枠に入れてはみたけど、ひねりの効いたショートショートの数々は大人でも十分楽しい。
    むしろ大人じゃないと通じないようなネタも………
    星新一っぽいブラックユーモアは最近の斎藤さんの作品ではあまり見ないのでちょっとおどろきました。
    そして間にはさまれるコリドラスの不遜な感じがクセになります。
    最初と最後のページに描かれたヨシタケさんの絵がすっごく効果的!

  • 斉藤洋のショートショート!気になり、閲覧中。
    私にとってショートショートは星新一!どんなもんかな?お楽しみ(^_^)

  • 何の本かと思って手にして、ページをめくって、半ページ立ち読みして、はまりました。
    ひねりの利いた短編ばかり。
    読むと分かりますが、1粒で2度おいしい本です。

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