イーゲル号航海記〈2〉針路東、砂漠をこえろ!

著者 :
制作 : コジマ ケン 
  • 偕成社
4.21
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本棚登録 : 42
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037448202

作品紹介・あらすじ

天才科学者ローゼンベルク博士のつくった最新式の小型潜水艇"イーゲル号"。小学生のぼくは、その乗組員としてふたたび異世界への冒険に出る。なぞの大渦にまきこまれ、たどりついたさきは無人の砂漠のように見えたが-。予測不能の展開にますます目がはなせない、海洋アドベンチャー・第2弾!小学校高学年から。

感想・レビュー・書評

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  •  ひょんなことから小型潜水艇「イーゲル号」に乗って魚人の国に行ってから2か月後、カールは再び「イーゲル号」に乗ることになる。
     今回着いたのは砂漠。
     なぜか雨季が来なくなった砂漠を救うため、砂漠の向こうにある海岸を目指す。

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     前巻も含め、今回も具体的な時代は書かれていないんだけれど、戦争があったのがそう昔ではなく、ドイツがフランスと敵対しており、日本が戦勝国であるということから、もし今私たちが使っている暦と同じ歴史ならば、そういう時代の話なのかな、と。
     それにしては、博士が天才すぎて。
     この人の気持ちが、ちょっとでも悪のほうに傾いたら、世界が本当に大変なことになっちゃうような、とんでもない発明してる。

     前回よりも、カールが冒険ということに慣れて、頼れる存在になってるのがいい。
     ただ今回は、前作と違って、問題解決するための場所に行くのに、クイックイッカーが同行できないのが寂しい。
     前は魚人さんと一緒に行って、言葉は通じないけど、仲間感があったのに。

  • ある日、犬のラインゴルトに出会い、ついていくと、潜水艦イーゲル号のコック、ハンス・ハンスがいた。もともとイーゲル号が万一の時の脱出用に作ったという陸上走行が可能な小型潜水艇「ムッシェル号」にカールを試乗させてあげるために。
    しかしどうやら重要な人物の息子だったらしいカール・キリシマ・キルシュ君が誘拐されないようになのか、何者かに追われることに。ムッシェル号にのったまま海に落ちたが、自動回収装置の作動によりイーゲル号の内部へとたどり着いた。
    そしてまたしても、前回にも冒険した北緯54度東経8度ヘルゴラント島南南東の巨大渦に入り、違う場所、海底ドームへと行くことに。9つある洞窟のひとつ選んで進んだ先には・・・・サボテンのような生物クイックイッカーがいて、助けをもとめていた。

    このクイックイッカー、挿絵がめちゃくちゃ可愛らしい。
    イーゲル号の内部もいろいろと改造されていて、電気衝撃波を出すものとか作られてて、使い方を間違えると危ない武器になるという。そこから、このイーゲル号を作った天才科学者ハインリッヒ・フォン・ローゼンベルク博士の名前にも別の意味があるのが面白い。

    前回は魚人たちの島で彼らをたすけましたが、この海底ドームのそれぞれの洞窟では誰かが助けを求めているのかも。ということは、このシリーズまだ続くのかなあ。続いてほしいなあ。
    とても好きです、この作品。

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プロフィール

1952年、東京都生まれ。。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。その他「ペンギンたんけんたい」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、/講談社、「白狐魔記」シリーズ/偕成社、「西遊記」シリーズ/理論社 「ナツカのおばけ事件簿」シリーズ/あかね書房、など著書多数。

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