酒天童子

著者 :
制作 : 平沢 下戸 
  • 偕成社
3.83
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本棚登録 : 61
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037449704

感想・レビュー・書評

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  • 実在の源頼光と側近4人の冒険絵巻。
    1000年前の日本。鬼と呼ばれ恐れられていたものは果たしてなんだったのだろうか。

    作者の解釈や創作もあるのだろうけれど、頼光の頼れるリーダーっぷりと、側近である四天王の個性的かつ精鋭と呼ぶに相応しい顔ぶれに、心が踊る。みんなイケメン!
    さすが児童書なだけあって読みやすく面白かったです。

  • 一人称で話が進むので、主人公源頼光の日記を読んでいるような距離が近い感覚。彼と部下の四天王との絆が熱く、その四天王の渡辺綱と鬼の茨木の因縁の対決には否応なくドキドキさせられる。
    鬼同丸や酒天童子には人に受け入れられず鬼にもなれない孤独な悲哀があり、対峙する頼光側にも道を外れた彼らを救えないという無念の想いがあり…双方に憂いのある描き方で児童書と云えど深みある物語。酒天童子の生まれた最初と死ぬ最期の言葉が父母を求める言葉というのはせつなかった。

  • 酒呑童子って正義の味方みたいのかと思ってたけど違った・・・けど、おもしろかった。

  • 酒天童子山など、聞いた事あったし気になったので図書館で借りてみた。平安時代の世は物の怪、鬼など蔓延って人間は犠牲になっていた。源頼光と家来達、安倍晴明が妖怪退治に勤しむ話。最初の鬼に腕の話が酒天童子に繋がり、うまくまとめていて古典の話だが読みやすく構成されていた。

  • 好きなカテゴリーでもあり、読みやすく、面白かった。
    欲を言えば、茨木と綱のくだりなど、もう一ひねりが欲しかったか。そのあたりは難しい。

  • 「前太平記」「御伽草子」「平家物語剣巻」などに見られる源頼光や渡辺綱の活躍や諸伝説など、様々な古典作品をリンクさせ、鬼退治をする源頼光とその郎党たちの活躍を描きつつも、「鬼」というものの内面や存在を折りに触れ頼光に語らせることで、平安時代も現代も変わらぬ人の恐ろしさや浅ましさ、哀れさを浮き彫りにしようとしている物語。大人の歴史物ほどではありませんが、子どもたちにとっては結構な読み応えの作品。古典用語は各ページに解説があるものの、本文そのものはしっかりとした文体で、ある程度読む力を必要としそう。絵は完全に現代風。表紙はアニメ絵なので、手に取った子は読んで内容とのギャップに驚くかもしれません。

  • 小さい頃に読んだ絵本版酒呑童子が好きでした。記憶では、山伏→姫の服で近づいたような ......
    はてさて。
    そして頼光、カッコいい!!
    鬼もイラストがカッコいい。

    モンストの茨木童子は、ほんとは鬼?とか、思いました。

    ほかの話もオドロオドロしさと貴族っぽい空気が鮮やかで、引き込まれます。
    オススメ!

  • おもしろかった

    ライコーズの話

    平沢さんの絵がうますぎて、酒天童子がイケメンすぎた

  • 時は平安。京の都をおびやかす物の怪たち。源頼光とその家来である渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武の四天王は、すぐれた武芸の腕と知恵で物の怪に立ち向かう。宿敵酒呑童子との戦いをはじめ、歌舞伎や能で人気の物語を現代によみがえらせます。

  • 戻り橋の鬼、土蜘蛛、鬼同丸、大江山の鬼たちなどの物語を竹下さんの想像と解釈で紡がれた連作です。
    頼光と綱主従の強い結びつき、全幅の信頼をおく頼光と打てば響く綱。なんてよい関係!好きっ
    童子の若さと未熟さと強大な力と、少年の姿ながら時折見せる鬼の妖しさの魅力にとりつかれそうになりました。

    竹下文子さんの文章は短く、的確でいきいきと洗練されてするりと本の世界に入ってゆけます。ひさびさの物語ダイブとても楽しかった☆

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。作家。おもな作品に『ちいさなおはなしやさんのおはなし』(小峰書店)、「クッキーのおうさま」シリーズ(あかね書房)、「おてつだいねこ」シリーズ(金の星社)など。画家の鈴木まもるさんとの共作絵本に、『せんろはつづく』『おすしのせかいりょこう』『すすめ! きゅうじょたい』(金の星社)、『ちいさいいすのはなし』『りんごのおじさん』(ハッピーオウル社)、『ならんでるならんでる』『でんしゃがきた』(偕成社)などがある。『月売りの話』で「日本童話会賞」、『星とトランペット』で「野間児童文芸推奨作品賞」、「黒ねこサンゴロウ」シリーズで「路傍の石幼少年文学賞」を受賞。

「2016年 『すすめ! うみの きゅうじょたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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