軽装版 闇の守り人 (偕成社ポッシュ)

  • 偕成社 (2006年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (380ページ) / ISBN・EAN: 9784037500306

みんなの感想まとめ

物語は、女用心棒バルサの過去に焦点を当て、彼女の成長と葛藤を描いています。バルサの育て親であるジグロとの関係や、彼女が抱える怒りややるせなさが丁寧に描かれ、読者は彼女の心の旅路に引き込まれます。陰謀や...

感想・レビュー・書評

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  • 今年は守り人シリーズ読破するゾー!
    っと思っていたらもう10月も終わりそうに
    Σ(゚д゚lll)
    なので図書館でシリーズ2作目借りてきました。

    今回の話は、女用心棒バルサの過去に焦点を
    当てたお話でした。
    バルサの育て親ジグロの人柄や過去についても
    より詳細に描かれていました。
    バルサが過去に起きた出来事に対しての
    強い怒りややるせない思いに対して
    葛藤しながらも、進んでいく姿が
    印象的です。

    色々な人々の陰謀や策略が張り巡らされている中で
    常に芯を持ったバルサの人柄に爽快感があって
    よかったです。
    続きが気になってページを捲る手が止まらない
    お話でした!

  • タンダやチャグムなど、大切な人のいる新ヨゴ王国を離れ、故郷カンバル王国へ向かったバルサ。読者はバルサの過去をもっと深く知ることになり、バルサはずっと抱いていた祖国への怒りに向き合うことになる。
    ジグロが殺した友がなぜ8人だったのかなど、本書で明らかになっていくにつれ、ログサム王の本当の、そして恐ろしい陰謀がわかってくる。ジグロの弟、ユグロみたいな人間には、私もコロッと騙されそうだと思うと、小さな怒りのようなものが自分の中にも灯った気がした。
    牧童の存在がとても良かった。一見、カーストの最下級のものとみなされている者たちが山の王の民であり、誇りをもって暮らしていることになんだかとても心地よさを感じた。

    そして、ヒョウルとの<槍の舞>で、ジグロは本当の意味で弔われて、バルサは怒りの向こうへ突き抜けることができたのかも、と思ったときの安堵感といったら・・・
    上橋さんのあとがきに、この「闇の・・・」は大人に人気で、前作の「精霊の・・・」は子供に人気との記述があった。なんだかすごくよくわかるな、と思った。

    ただ・・・・、寒く貧しい北国、カンバル王国が、山の王からの、いつとは知らされずもたらされるルイシャに頼るしか民を飢えさせない方法はない、という現実は厳しいな~。国のために、民のために、と画策したユグロの気持ちもわからないでもない。ただ、あまりにも自分を信じすぎ、周りを軽んじてしまったユグロ。彼の今後が描かれることはあるのだろうか、と気にしつつ、シリーズ次の作品へ。

  • (2014年10月15日 再読)

    そうそうこんな話だったーと読んでいると、シリーズの最後を思い出して、バルサの長い長い旅路になんとも言えない気持ちになりました。

    上橋さんが、1作目の「精霊の守り人」だけでなく「守り人」シリーズを一つの作品として映像化という話だったからNHKで実写化することに...というようなお話をされていましたが、本当にねーこれからだからね、と色々噛みしめてしまいました。

    「闇の守り人」は、バルサの生まれ故郷カンバルのお話。
    養父ジグロとの過去に向き合い、弔いをします。

    ほんと2回目なのにすっごいおもしろいんだけど。

  • あっという間に読めます。字大きいしルビふってあるしセリフ多いし。感情も風景も立ち廻りも細かく描写されていて想像するのが簡単楽ちん。平易で親切、流石の児童文学です。だけど内容がただの勧善懲悪ファンタジーじゃなかった。沢山の子供達に読んで欲しい。

  • 守人シリーズ2作目。心の傷と過去にしっかり向き合うため、バルサは故郷カンバル王国へと戻る。捻じ曲げられた過去、ルイシャ〈青光石〉贈りの儀式の秘密、ヒョウル〈闇の守人〉とは何者なのか?
    息をつかせない展開で最後まで一気読必至。バルサとジグロの槍舞いのシーンはもう涙なしには読めない、、

  • 守人シリーズ二作目

    どちらかと言うとこちらの方が私は面白く読んだ。
    精霊はまだ私自身が物語の世界観に追いついて置けていなかったと言うか。

    壮大なシリーズの中ではまだ序章なのだろうけれど、読み応えもありあっという間に読了。
    バルサとジグロの物語がやっと完結する。

  • 見えていないけれどある世界って、西洋っぽさを感じる。
    (イデアとかがそういう感じだった気がするが?)
    重なり合っているけれど見えない世界もあるかもしれない。
    小さい頃に読みたかった、そうすれば再読して違う面が見えてくる楽しさ得られたのに。

    ジナがまっすぐでいいな。
    物語の中で物語が語られる、何かを伝えていくこととはということを考えてみたくなるようなお話だった。

  • シリーズの中で一番大人に人気らしい一冊。

    そして内容は、過去の自分に向き合うという納得の物語展開。

    人は父母祖先によって生かされているという普遍の事実を確認しつつ、
    バルサの育ての親ジグロの生き様が格好良い。
    ジグロがバルサを憎んだ事があった…と認める辺りが深いなぁと思う。
    愛憎は表裏一体。

    ジグロの『人生は、何をして得をした、何をして損をしたみたいに金勘定するものじゃない。今幸せかどうかだ』(要約)みたいな台詞がジーンと心残っている。

  • 面白かった。

  • バルサの故郷カンバル王国の過去の歴史を、バルサの歴史ととも弔っていく。ファンタジーの枠を超えた奥の深い人間ドラマ。

  • めっぽう強い女用心棒バルサが過去と向き合う話。
    児童文学らしいが主人公が31歳って児童受けするんだろうか
    そりゃ私は青さがウリの少年とかより同調し易いけれど。

    腕のいい人が作った肉じゃがみたいな話。
    安直な萌えもただ難解な仕掛けもなく、
    人間の魅力とその場の空気をひしひしと
    感じることで目が離せなくなるような。
    友達が目の前で喧嘩してたら目が離せなくなるようなものか。
    ドラマ性ってそういうことだよな。

    最後の槍舞いがもうたまらん…!
    槍戦が速くて綺麗だなあ「舞い」って概念が既に綺麗。
    馴染みのタンダとどんな感じなのか気になる
    気の置けない相手といるバルサが見たい

  • バルサとジグロの槍舞いのシーンで、嗚咽するくらい号泣した

  • 再読。
    天と地の守り人の第3話目を読む前に、忘れてたこの本を読み返し。
    実は天と地の守り人の壮大なストーリーはここから始まってたのか、と思う。
    バルサがなぜあんなに強く優しくなれたのかがわかる。

  • めっちゃおもしろかった。
    サラサラサラ〜っと読めた。
    気づいたらもう残りわずかで。
    『精霊の守り人』もおもしろかったけど、その数倍おもしろかった。
    死んだジグロ(ヒョウル)と冒頭から槍で舞うシーンが好き。
    ヒョウルの正体はその冒頭から分かってはいたけど、『山の王』や『最後の扉』が気になり過ぎて最後まで飽きなかった!
    ヒョウルの存在意義がすごいよくできてる。
    国を守るため、また世代交代というか、きちんと弔われることもいい。
    『オコジョを駆る狩人』、や『牧童』という不思議な存在にもわくわくしたし、洞窟の中の深い川や儀式などの神秘的なところも印象的。

  • ユグロの口のうまさが本当にすごい。そして、自分のことしか考えてない人の方が迷ったりせずハッキリと物事を言えるし進めるので周りの人は流されるんだろうなぁと思った。断定する人に人は騙されやすい。気をつけよう…。
    そして、最後のお別れ。驚いたのは、「辛かった。それでもバルサを育てて幸せだった」みたいなことを告げずに、バルサを守るために友を殺さなければいけないことへの憎しみが伝わって怒りながら育ての親を刺した後、バルサが哀しみと共に寒い中自分を包んで守ってくれたことを思い出し、ジグロが消えてゆくという…。いい意味で予定調和ではなく、ただひたすら、「憎んでいた、それでも守り抜いた」というジグロの現実を置いて終わったこと。「幸せだった」「愛していた」という甘いコーティングをしなかったこと。凄まじい作品。

  • (小6女子)『闇の守り人』は、守り人シリーズの二巻目だ。一巻目である『精霊の守り人』では分からなかった主人公の過去が明らかになる。『闇の守り人』を読む前に『精霊の守り人』も読んでみてほしい。私は以前、自分の本当の気持ちを外に出すのが苦手だった。私と同じように、主人公と育ての親も、怒りや憎しみなどを隠し続けてきた。しかし、この本の最後でついに、今まで言えなかった感情をお互いにぶつけあう。だから私は、この場面が一番好きだ。誰にでもいつか、本当の気持ちを言える日がくることを私はこの本から学んだ。私は特に、自分の気持ちを外に出せていない人にこの本を読んでもらいたい。

    • 読書作文教室ことばの窓の生徒さん
      読書が大好きな女の子。その読書力文章力をいかしてこれまで大きく成長してきていることが、レビューからも読み取れます。「自分の気持ちを外に出せて...
      読書が大好きな女の子。その読書力文章力をいかしてこれまで大きく成長してきていることが、レビューからも読み取れます。「自分の気持ちを外に出せていない人」は多くいると思います。Mさんの言葉はきっと届くと思いますよ(^^)
      2024/12/03
  • 再読。過去の傷と向き合うバルサ、現実は美しくはないけれど、向き合い切ってだんだん気持ちが解れていく。大人でも楽しく読める児童文学。

  • 何て世界観‼︎
    守り人シリーズ最高

  • バルサの過去、葛藤…
    何度読んでも心に迫るものがある。

    気づけばバルサと同じ年齢になり、
    子供のころ読んでいたものとは
    また別な思いが駆け巡っていた。

    次の物語も、楽しみだなぁ。

  • 守人シリーズで一番好きだなぁ。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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