軽装版 虚空の旅人 (軽装版 偕成社ポッシュ)

著者 :
制作 : 佐竹 美保 
  • 偕成社
3.99
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本棚登録 : 351
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037500504

作品紹介・あらすじ

海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる"ナユーグル・ライタの目"があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。

感想・レビュー・書評

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  • (2014年11月13日 再読)

    チャグムが優しくかっこいいお話。
    シュガになんだかぐっと来た。

    海の国サンガル、南の大陸のタルシュ、世界が広がっていきます。
    バルサやタンダが出てこないのは寂しいけど、外伝なんかじゃなくこっからこのシリーズすっごく面白くなる!と個人的には感じています。

  •  この本は最初、守り人シリーズの外伝という形でしたので、旅人という題名になっています。
     そして、主人公もチャグムという事でしたが、とっても面白かったです。
     新ヨゴ王国での皇太子という立場で、様々な物事に対応していくチャグムと、その内面にある本心のチャグムが如実に描かれていて、すごく共感を覚えました。
     確かに舞台は作り物の王国であり、ありえない世界ですが、人間模様はどこにでもある現実で、それが大人も楽しめる由来になっていると思います。
     どんどん精神的にも強く成長していくチャグムの今後がとっても楽しみです。

  • 守り人シリーズ4作目だが外伝的位置。
    子どもにも読める文章ですが、リアルで立体的な構成で、大人の鑑賞に堪えるファンタジー。
    新ヨゴ皇国の皇太子チャグムはサンガル王国の王位継承の祝典に招かれて星読博士のシュガと訪れる。
    島の多い国サンガルは、王家の娘達が島守に嫁ぐことで結束を固めていた。
    かっての小領主が今も島守りとして自分の領土を守っているのだ。
    ところが大国の回し者が島守りを誘惑…
    島守りの元で漁師と共に育てられたたくましい次男タルサン王子が跡継ぎの兄に向かって銛を投げるという暴挙。
    宮廷は大混乱に…チャグムは陰謀の渦中へ飛び込んだ形となる。
    ナユーグル・ライタの目という哀しい運命を背負った幼女。
    皇族は神聖とされる国で育ったチャグムは深窓の大人しいお坊ちゃんに見えるが、そこはバルサと放浪の旅をした経験のある少年。いざというときに活躍するかっこよさ!
    サルーナ王女や一途な「海をただよう民ラッシャロー」の少女スリナァも活躍。
    この版は2007年9月発行。挿絵画家の解説も収録。
    今から買うなら文庫でしょうか?
    でもこの版がけっこう好き。

  • 「番外編」と聞いていたので、先に本編「神の守り人」を読んだのだが、これは順番どおりに読むべきだと痛感。

  • 面白い!

  • 精霊の守り人後、頑張っているチャグムのある事件。
    結構むちゃしてます(笑)

  • チャグムの成長に驚いた。
    本編はバルサ中心の守り人シリーズとは異なるチャグの物語。シュガがチャグムに誓う場面が印象的。チャグムが「陰謀の存在を知りながら、誰かを見殺しにするようなことを、けっして、わたしにさせるな」と言い、それをシュガが約束する。そして後日「清い、かがやく魂を見に秘めたままで、政を行える方がいることを、私は信じます」と。
    人の世にはダークなものがあり、それと同じくらいきれいなものがあると、物語に触れて改めて思った。

  • 今回はチャグムの物語。
    お隣の国へ出向いた時に巻き込まれた陰謀を解いていくのですが、やはりその細部まで作り込まれた世界観に飲み込まれます。

    チャグムとシュガのコンビが最高!

  • チャグムの成長が、うれしい。将来、サルーナ姫と結ばれるといいな。

  • 素晴らしく成長したチャグムの男気溢れるストーリー。
    バルサは登場しないが、精霊の守り人シリーズでもおなじみの国々の登場。そしてとある陰謀をチャグムらしく解決していく人間ドラマ。
    こんなにも感動させられるとは!

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プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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