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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784038500602
感想・レビュー・書評
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森鷗外という人は小品が多いにもかかわらず名を残しているのが不思議である。しかし文章は非常に明晰で削ぎ落とされていて、少ない文字数で情景を正確に描いており、読んでいて気持ちが良い。どの作品も読み始めた途端にその中に引き込まれてしまう。
「高瀬舟」で弟が命を落とすシーンはあまりの生々しさに衝撃を受けた。「金貨」の八が藪に隠れているシーンの空気感なども秀逸だと思う。
物語の面白さとしては「山椒大夫」が群を抜いている。ただ、タイトルは「安寿と厨子王」などがよかったのではないか。
小5の娘に読ませてみようと思って下読みしてみたのだが、少し悩んでいる。「山椒大夫」だけ読ませてみようかな。「阿部一族」などの歴史ものは固有名がやたらと多く非常にとっつきづらい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「高瀬舟」のみ、読了。
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