コタンの口笛 第2部 光の歌 (上) (偕成社文庫 4019)

  • 偕成社 (1976年1月1日発売)
4.50
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038501906

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「コタンの口笛(第二部・上)」石森延男著、偕成社文庫、1976.12.
    268p ¥735 C8393 (2024.06.02読了)(2024.05.24借入)(2008.10./改訂1刷)
    ユタカは、ゴンとの決闘の場所に出かけましたが、サボに脛と肩と首すじをバットで殴られて人事不省に陥りました。ユタカの帰りが遅いので、マサは探しに出て岡野の協力を得て、カラマツ林で倒れているユタカを見つけました。
    ユタカはしばらく学校はお休みです。父のイヨンは、仕事が無くなったのですが、昔やったことのある木こりの仕事をすることになりました。仕事に出かけた初日に事故で気の下敷きになり亡くなってしまいました。
    金二おじさんに電報で知らせ、葬式を行ってもらいました。マサとユタカは親なし児になってしまいました。
    マサとユタカは、寿司屋さんに預け預けられました。寿司屋さんの手伝いをしながら暮らすことになりました。食事は出すけど、学校の費用とかは、自分でアルバイトして稼ぎなさいということでした。ユタカは、新聞配達を始めました。マサは、花売りを試みますが、うまくゆきませんでした。
    ユタカは、中西先生が引き取りましt。マサは、岡野さんのところに移りました。
    一時どうなることかと思いましたが、一安心です。
    物語の中で、松浦武四郎の『知床日記』というのが出てきました。

    【目次】
    1 カラマツ林
    2 夜明け
    3 エカシとオヤジ
    4 カシワの木
    5 ばら色の夕焼け
    6 雪あかり
    7 初ふぶき
    8 新しい日
    9 犬のけんか
    10 マリモ
    11 捨てた花束
    12 ゴム消し
    13 弓折れ月
    14 雪の顔型
    15 送別音楽会


    ☆関連書籍(既読)
    「コタンの口笛(第一部・上)」石森延男著、偕成社文庫、1976.09.
    「コタンの口笛(第一部・下)」石森延男著、偕成社文庫、1976.10.
    「カムイ・ユーカラ」山本多助著、平凡社ライブラリー、1993.11.15
    「アイヌ人物誌」松浦武四郎著・更科源蔵・吉田豊訳、平凡社ライブラリー、2002.01.09
    「知里幸恵『アイヌ神謡集』」中川裕著、NHK出版、2022.09.01
    「ゴールデンカムイ(1)」野田サトル著、集英社、2015.01.24
    (本の表紙カバーより)
    アイヌゆえの不当な差別のなかでともすればしずみがちな心をふるいたたせかばいあうマサとユタカの姉弟。この二人を応援する善意の人びととの心のふれあい。

  • 偕成社の案内
    「不当な差別のなかでしずみがちな心を、ふるいたたせかばいあうマサとユタカ。この2人を応援する善意の人びととの心のふれあい。」

    アイヌ語の本を何冊か読んだのですが、残念ですが全くモノになりませんでした。嗚呼恥ずかしい、、、

全2件中 1 - 2件を表示

石森延男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×