次郎物語(第二部) (偕成社文庫4043)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038504303

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ第2部も大いに感動・共感させてもらいました。第1部では、里子に出された次郎の心情、そしてまだ自分でうまく自分を表現できない幼少期に焦点が当てられていたが、今回はそれより歳の取り、実母の死を乗り越えた後の次郎の心の大きな波・変化に舞台が移ったといえよう。かなり複雑なませた次郎の心情と、著者の表現の難しさに多少の読みづらさはあったが、それはもちろん俺の読解力の問題だろう。大巻のじいさんの例え話、権田原先生の話、そして朝倉先生の話、すべてが効果的に使われ、なにより話をすごく濃いものにしてくれた。立派な、偉い人に俺もなりたいなぁ

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著者プロフィール

1884年佐賀県生まれ。作家、社会教育家。1955年没。主著に『次郎物語』『教育的反省』ほか多数。

「2020年 『青年の思索のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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