炎のように鳥のように (偕成社文庫 4069)

  • 偕成社 (1993年1月1日発売)
3.45
  • (1)
  • (4)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (358ページ) / ISBN・EAN: 9784038506901

みんなの感想まとめ

壬申の乱を舞台に、草壁皇子と山の民オジカという二人の少年が描かれる物語は、友情や絆の儚さをテーマにしています。周囲が変わっていく中で、変わらない二人の関係が、深い心理描写を通じて浮かび上がります。語り...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • PHPの皆川博子さんエッセイで気になり読みました。
    壬申の乱をモチーフに、草壁皇子と国栖の小鹿というふたりの少年が代わる代わる描かれます。
    児童書になるのかもだけれど、語り口こそちょっと易しいけれど心理描写は易しくなくいつもの皆川さんで重苦しくて良かったです。
    絵が怖いので児童の頃には手に取ってないだろうけど、子ども向けの絵にしたら合わないだろうし……壬申の乱は大津皇子の悲劇と、草壁皇子の母親は持統天皇かぁみたいなところを日本史では教わった気がしますが、草壁皇子や他の皇子や皇女たちも魅力的でした。
    そこにいるかのような風景や風俗の描写もさすがです。
    解説の、皆川さんの金のバラのブローチからの「少年の裏側の弁護の象徴」が好きでした。この頃はまだ、児童書と時代物を主に書かれてた頃なのか。。

  • 皇子と小鹿が変わらないのに対し、周りがどんどん変わっていく様が作者らしく書かれているなと
    それにしても挿絵怖いすぎる

  • 壬申の乱を舞台にした歴史小説です。主人公の一人は草壁皇子、もう一人は山の民オジカ。戦乱と政争を背景に接点など何もないのに、ときおり交錯する二人の人生。そしてあまりにも違いすぎる相手を忘れられない二人。友情とさえ呼べない、はかない二人の絆が、せつないです。それでも誇り高く足を踏み出していくオジカは、すごくカッコイイのです。

全3件中 1 - 3件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

皆川 博子(みながわ・ひろこ):1930年旧朝鮮京城生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞受賞。86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。著書に『聖餐城』『海賊女王』『風配図 WIND ROSE』『天涯図書館』など。

「2024年 『大江戸綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

皆川博子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×