炎のように鳥のように (偕成社文庫)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 19
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784038506901

作品紹介・あらすじ

天武天皇の王子だが気弱でやさしい草壁と、父とともに落ちのびた吉野で草壁が知りあった国栖の野性児・小鹿。壬申の乱を経て天武が権力を握っていく大きな歴史の渦に巻きこまれながらも、流れに抗いみずからの生を生きようとする二人の少年の目をとおして激動の時代を描く壮大な叙事詩。中学から。

感想・レビュー・書評

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  • 皇子と小鹿が変わらないのに対し、周りがどんどん変わっていく様が作者らしく書かれているなと
    それにしても挿絵怖いすぎる

  • 壬申の乱を舞台にした歴史小説です。主人公の一人は草壁皇子、もう一人は山の民オジカ。戦乱と政争を背景に接点など何もないのに、ときおり交錯する二人の人生。そしてあまりにも違いすぎる相手を忘れられない二人。友情とさえ呼べない、はかない二人の絆が、せつないです。それでも誇り高く足を踏み出していくオジカは、すごくカッコイイのです。

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プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
一九三〇年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。
72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。
73年6月「アルカディアの夏」により第20回小説現代新人賞を受賞後は、ミステリー、幻想、時代小説など幅広いジャンルで活躍中。
85年『壁――旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会協会賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞、12年「開かせていただき光栄です」で第12回本格ミステリ大賞、13年 第16回日本ミステリー文学大賞を受賞。
異色の恐怖犯罪小説を集めた傑作集「悦楽園」(出版芸術社)や70年代の単行本未収録作を収録した「ペガサスの挽歌」(烏有書林)などの傑作集も刊行されている。

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