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Amazon.co.jp ・本 (278ページ) / ISBN・EAN: 9784038507007
感想・レビュー・書評
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児童文学ガイドを読んでから気になっていた本。
もはや大河ドラマである、との評をきき、ワクワク読んだ。
近代日本の北海道開拓の第一巻。
明治22年、奈良県十津川村を襲う悲劇からの北海道への集団移住の物語。
主人公フキの9歳から始まる物語1巻は、もうずっと大変な内容なのだが、飾らない表現にキレがあり、ぐいぐいと物語に飲まれて、あっという間に読んでしまった。
北海道の責任者であるところの松浦武四郎が名前だけ登場。
児童書『カムイの大地』の主人公ではないか。
と思いきや、別人でした…永山武四郎という北海道長官だった。すみません。
明治22年にもまだ仕事してたんかい、と思ったら別人でした。名前が同じだったけど、さすがに時代が違うわね。
しかし永山さんも嘘(⁇)はいかんよワレ、と思いました。
ゴールデンカムイで見たような、赤い服の囚人たちが道を整える。樺戸の囚人収容所など。
ここ数年の自分の興味が北寄りなのもあり、《進研ゼミでやったやつ!!》状態で、興奮しながら読んだ。
残り9冊もあるのが嬉しい。
そういえば、北海道移住をはじめて物語で見たのは大和和紀『NY小町』のラストで、準主役の三郎のエピローグ。ここのシーンが大好きでした。懐かしい!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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