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Amazon.co.jp ・本 (291ページ) / ISBN・EAN: 9784038507403
感想・レビュー・書評
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このところ、一日一冊新十津川である。
とうとう5巻、折り返し地点まで来た。
5巻終了時点で、フキ様43歳くらい、恭之助さん75歳くらいらしい。
ずっとこの二人でタッグを組んで欲しいのら。
おじさん死なないで〜〜〜!!
1・5冊に一回くらい出てくる兄の照吉。樺太へ行くのね、ほうほう。
ブラジルへ渡る人もゾロゾロ。
人間って逞しい。
家族、一族、同郷で助け合いながら遠い遠いところで生きていくんだな。
余談だけど『菜の花の沖』のセリフを思い出した。
一方で新十津川は、子供世代は増えすぎて何が何だか難しくなってきた。
長女は子供が増えて、その夫はちょっと幽霊ぽい。
次男三男は東京でそこまで金がなくとも賑やかに暮らし始めたが、三男はちょっと思想に走り始めた。
地元にいるのは末っ子一人かと思いきや、ここにきてまた男の子が一人仲間入り。
常に小さい子供のいる家だねえ。
それにしても平作よう…。
ニシンは当たり外れが大きい商売。
海のもののほうが山っ気があるってわけ。
フキはまたも引越しだし、田畑を失ってしまう。
今までむしろよくやってきたよね。
生活費と子供の養育費と都会にいる子供への仕送り。
全部自分の体を動かして得たお金だから、フキは経済力はかなりあったのでは。
それが一気にゼロになる怖さよ。
やはり、人生何があっても、保証人のハンコを押すのとリボ払いだけはしちゃダメなんだな…!
こころに刻んだ次第です。
たびたびある描写が、家屋敷田畑が先祖伝来のものだったなら売却に躊躇もするが、自分で開いたものだから売却するのにあまり迷わなくて楽、という北海道ならではの視点。
なるほどね。
そして関東大震災。惨たらしい。フキじゃなくても「ひえっ」と言っちゃうよ。
こんなときに、デマが飛び交う恐ろしさは今も変わってなくて泣けてくる。
ラスト、まさかのあの人があの子の血縁者〜?!
そうくるのか、すごーー!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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