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Amazon.co.jp ・本 (342ページ) / ISBN・EAN: 9784038507700
みんなの感想まとめ
戦争の悲劇と人間の苦悩が深く描かれた一冊で、特攻や樺太の状況、中国や朝鮮からの捕虜の視点が交錯します。主人公フキの子や孫を通じて、戦争の恐怖や家族の絆が描かれる中で、読者はその痛みを共に感じることがで...
感想・レビュー・書評
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ぎゃー。辛い辛い一冊だった。
タイトルの通り、海での戦争と山の戦い。
前半は延々と海の恐怖。
人間魚雷で死んだ××と硫黄島で死んだ××の、その死ぬまでのいろいろがえがかれる。
もう、こんなに辛い話はない。
人間魚雷の回天のなかは、外からしか開けられない小部屋。
そのなかでみじろぎもせず、戦争へ。
途中で撃たれて終わる可能性も高く、狙ったところに当たるかも怪しい。
最後の面会で親兄弟にはちらっとしか会えず。
ばあちゃんと一緒の布団で寝た一泊二日だけの死に際の日。
こんな狂った世界は耐えられない。
そしていよいよ終戦だが…。
うすうすわかってたけど、樺太&北海道組にとって、ここからが新たな戦争の始まりですよね…涙。
ロシア軍がやってきて街は地獄絵図。
すでに狂ってた⚪︎⚪︎だけがむしろ正常で、というあたりもなんとも皮肉な話。
北海道への引き揚げ船は大混乱、それもまたバンバン撃たれて沈没していく。民間船なのに。終戦したのに。次から次へと地獄だ。
道東で、あやのいた施設に収容されてた中国人の謝さんは、実は⚪︎彦じゃないのかね。
しかし女子生徒らが襲われそうになったとき、全然助けてくれなかったけどね。
ラストで、さんざん苦労した樺太組を助けようとしてくれた光一も小野田も⚪︎⚪︎送り、こんなことがあってたまるかよ〜…!
樺太組がさんざん苦労して北海道に戻るシーン、ミサはもう子の家に戻る必要はなくないか。いろいろとショックだったのだけど。(それにしてもミサはなんで光一のとこにいたの?サッパリわからず。)
そういえば、今回一度も出なかった軍人にして豊彦の父である中根さん、もう亡くなったのかしら?
だいぶキャラが混ざってきて、何度も何度も家系図に戻ってしまった。いやあ、大河すぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新十津川物語は北海道の開拓の話ですが、この8巻では、主人公フキの子や孫を通して戦争の特攻のこと、樺太のこと、中国や朝鮮からの捕虜のことなどが当事者の視点で書かれていて、途中で想像したり考えたりすることをやめずには読み進めることができませんでした。
現代を生きる私には現実にあったこととは思えませんが、こんな時代が二度と来ないよう願わずにはいられません。
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