- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039633002
作品紹介・あらすじ
いつも、木や鳥を見てはうれしがっているので、子供たちからばかにされていた虔十が、ある日、野原に杉の苗を植えて育てはじめました。小さな杉林は、やがて子供たちのよろこびとなり、虔十が死に、村が町になっても、変わらず残ったのです。みずからをケンジュウと表記することもあった賢治が自分の理想の人間像を語った名作を、"紙彫"という独自の手法を生かして、伊藤亘が絵本化。
感想・レビュー・書評
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「知恵遅れの青年、虔十は、一生に一度の自発的な意志で杉苗七百本を荒地に植えた?。人間の在り方を考えさせる傑作童話。 小学校中学年から一般むき
内容説明
いつも、木や鳥を見てはうれしがっているので、子供たちからばかにされていた虔十が、ある日、野原に杉の苗を植えて育てはじめました。小さな杉林は、やがて子供たちのよろこびとなり、虔十が死に、村が町になっても、変わらず残ったのです。みずからをケンジュウと表記することもあった賢治が自分の理想の人間像を語った名作を、“紙彫”という独自の手法を生かして、伊藤亘が絵本化。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わたしが無知すぎて、賢治の世界がよくわかりませんでした…。
人に笑われても、己の道を突き進めなのか…?
自然を愛する心を持てということなのか…?
東北出身の宮澤賢治らしい方言が散りばめられています。東北の方言に馴染みがないので、ちょっと戸惑いました。
個人的に気になったのが、主人公である虔十が周囲から「足りない」人間だと思われているという表現。
つまり、発達障害や知的障害を示していると思います。やはりひと昔前の作品なので、偏見のようなものを感じてしまいました。わたしの気にしすぎでしょうか………。 -
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息子と読んだ。何かちょっと特別な話だったとのこと。
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虔十という青年は、きっと親の愛情をいっぱい受けて育ったのだろう。時として周囲から蔑視される虔十だが、杉の植林に意欲的で研究、実践する。彼の死後、杉林が誰にも愛される、かけがえのない場所となったことに両親は大喜び。虔十が生きている間にそういう体験をさせてあげたかったなあ。虔十の人柄が伊藤亘氏の"紙彫"の中に生きていて、地味な色あいでも心が温まる。
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少し足りない子供、虔十、杉の木を植える、下払いをしたところを子供たちが通る
レビュー登録をしたのは25日だけれど、読んだのは3月23日。 -
[ 内容 ]
いつも、木や鳥を見てはうれしがっているので、子供たちからばかにされていた虔十が、ある日、野原に杉の苗を植えて育てはじめました。
小さな杉林は、やがて子供たちのよろこびとなり、虔十が死に、村が町になっても、変わらず残ったのです。
みずからをケンジュウと表記することもあった賢治が自分の理想の人間像を語った名作を、“紙彫”という独自の手法を生かして、伊藤亘が絵本化。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
宮沢賢治氏の童話を、楽しんでいきます!
「ようこそ絵本のせかいへ」の、紹介本です。
読みやすい言葉になっていました・・
賢治の言葉は、心安らぐ言葉でした・・
加えて、
絵が添えられていますので・・安らぎが増すように感じられました。 -
長い目で見て、人を楽しませてくれるものを
育てたり、作ったり、保護していくのは
大変なことだけど、そういうものには
人をなごませ、結びつける力が宿るのかも
しれないな。