- Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
- / ISBN・EAN: 9784039633804
感想・レビュー・書評
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よだか、どうなるのかな?とゾクゾクしながら読んでたら、アラアラ・・・
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よだかは何にも悪くないじゃないか…( ; ; )なんて理不尽。客観的に見たらこう思うだけで、わたしたちも理不尽に人を判断、批判して追いやっていることがあるのかもしれない。
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小学校中学年の朝読書の本で読み聞かせてくれるお母さんが号泣していた
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胸を打たれる。
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絵があると、また感じるものが違いますね。
理不尽さにあえぐよだかのお話。現代人にも当てはまりますね。 -
理不尽な圧力に屈するわけでもなく、逃げるのとも違う。本当に強いとは、よだかのことをいうのかもしれない。
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孤高であるということは、どんなに辛く美しいことか。
本当は孤高の存在になんかなりたくなかった、
でもなるしかなかった強く、美しい鳥の話です。
悲しく、はかない話なのだけれども
どうしてだろう、読み終わったあとに勇気が出る。 -
私たちはなんと内側に差別感をもった人間だろうと思うときがある。自分より弱い者への蔑みや虐げ。よだかを馬鹿にするまわりの鳥たちは、私たちの姿と重なる。
非常な哀しみの中でよだか自身、生きるために小さな命を捕え生かされている事に気づく。
私たちも生きて行く上で、多くの命を犠牲にしている事に感謝し、慈しみ、尊ぶ者でありたい。 -
宮澤賢治の童話は残酷なほどリアルである。それが北国における生きることの厳しさがにじみ出たものか、賢治自身が児童を思ってあえて熾烈な現実を童話に託したのか、大人の童話として著されたものなのか私には定かではない。よだかの星はみにくいあひるよりも孤独であり、ギリシャのイカロスのように壮絶な運命を遂げたかなしいおはなしである。