よだかの星 (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039633804

感想・レビュー・書評

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  • よだか、どうなるのかな?とゾクゾクしながら読んでたら、アラアラ・・・

  • よだかは何にも悪くないじゃないか…( ; ; )なんて理不尽。客観的に見たらこう思うだけで、わたしたちも理不尽に人を判断、批判して追いやっていることがあるのかもしれない。

  • 小学校中学年の朝読書の本で読み聞かせてくれるお母さんが号泣していた

  • 胸を打たれる。

  • 宮沢賢治の悲しいけれど、ひきつけられる一話
    青空文庫で、「ひだかの星」を読了。
    銀河鉄道の夜で有名だが、初めてほかの作品にふれた。
    悲劇で理不尽。救いがないようにも思えるが、最後は救済なのか、そうでないのか。
    他者を食らって生きる業にもふれ、宮沢賢治の他の作品にも通じる考えが展開されている。

  • 絵があると、また感じるものが違いますね。
    理不尽さにあえぐよだかのお話。現代人にも当てはまりますね。

  • 理不尽な圧力に屈するわけでもなく、逃げるのとも違う。本当に強いとは、よだかのことをいうのかもしれない。

  • 孤高であるということは、どんなに辛く美しいことか。

    本当は孤高の存在になんかなりたくなかった、
    でもなるしかなかった強く、美しい鳥の話です。

    悲しく、はかない話なのだけれども
    どうしてだろう、読み終わったあとに勇気が出る。

  • 私たちはなんと内側に差別感をもった人間だろうと思うときがある。自分より弱い者への蔑みや虐げ。よだかを馬鹿にするまわりの鳥たちは、私たちの姿と重なる。
    非常な哀しみの中でよだか自身、生きるために小さな命を捕え生かされている事に気づく。
    私たちも生きて行く上で、多くの命を犠牲にしている事に感謝し、慈しみ、尊ぶ者でありたい。

  • 宮澤賢治の童話は残酷なほどリアルである。それが北国における生きることの厳しさがにじみ出たものか、賢治自身が児童を思ってあえて熾烈な現実を童話に託したのか、大人の童話として著されたものなのか私には定かではない。よだかの星はみにくいあひるよりも孤独であり、ギリシャのイカロスのように壮絶な運命を遂げたかなしいおはなしである。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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